ご無沙汰しております。
先日、友人のSさんにご一緒させていただき、8月1日公開の『るろうに剣心京都大火編』完成披露試写会に参加することが出来ました。
Sさん、ありがとうございます。
今後、世界に旋風を巻き起こすであろうこの作品をいち早く見ることが出来、本当に幸せです。
ネタバレはしないように感想を。
アクション。
素晴らしいです。
他の作品でクライマックスになりうるであろうような迫力ある、壮大なアクションシーンが何度も繰り広げられます。
スケールが壮大すぎて、一つ一つの闘いが、アクションが、激しく、美しすぎて。
1度観ただけだは堪能しきれません。
前作でも思ったのですが、一つ一つの動きを今すぐ巻き戻したり、スロー再生してじっくり観たい。
贅沢すぎてお腹いっぱい、というのではなく、内容が濃すぎて、充実しすぎて、一度では堪能不可能なんです。
私はアクション映画に詳しいわけではないし、映画評論家でもないから的確なことは言えないけど、とにかくすごいんです。すごすぎてまだ一つ一つのアクションシーンについて観きれてない。
打ち身や擦り傷は日常茶飯事だったという過酷な撮影の日々。
一つ一つの場面や動きを繰り返し大切に観たいと思います。
また試写会の機会があれば何回でも観たいし、公開されたら何度も映画館に通うことを誓います。
そんな中私がいちばん心を打たれたこと。
剣心さまの心の動き。
るろうの旅を経て、やっと訪れたあたたかく幸せな暮らし。
その大切な物を捨てて自らの過去と向き合い使命を果たすべく闘いに身を投じていく剣心さま。
その生き方を、選択肢を見ていると、辛く、苦しくなる。
多くを語らないんです。
黙ってうつむいている背中や、表情のひとつひとつに惹き込まれます。
自分の中の葛藤、決意、決別、ゆらぎ、迷い、理性と感情の間に揺れ動く本能、自分の本当の意志。
強さと弱さ,優しさと理性で抑えきれない本能、正義感。自ら誓った殺さずの誓いを守りたいのにそれを脅かすように襲いかかる様々な試練の間で揺れ動く剣心さまが切なくて苦しくて。
前作の時もそうでしたが。
私は、たまたま遭遇しなかっただけだからかもしれませんが、この作品の、もともとの原作からのファンではないんです。アニメを観たことはあるけれど、というくらい。
たけるさんのファンなので、実写化が決まってから原作を読みました。
そんな私だからこそ感じたことかもしれませんが、
映画を観て、”あ、剣心さまはこんな気持だったんだ”
というのが、すごくリアルにわかりやすく伝わってきたんです。
2次元の登場人物を彼が演じることでリアルに存在する人になる。
今回もそう。
剣心さまはヒーローですが、苦悩や葛藤を沢山抱えて、乗り越えて、相手と戦う前に常に自分と闘っている。それが切なくて。
たけるさんもおしゃってましたが、剣心は正しくてとてもいいやつでほっとけなくて。
観ていて切なく苦しくなるから、また何度でも剣心さまに会いたくなる。
そんな登場人物の心の動きを繊細に丁寧に、表現してくれるたけるさん。
出会えて良かったです、佐藤健さんという役者さんに。
次に観たら、また感想が変わるかもしれません。
着目するところにも、その日の自分の精神状態にもよっても、響いてくるところが変わってくるかもしれない。
今夏は通います、映画館に。
そして更には。
こんなに凄いのに京都大火編は伝説の最期編への前編にすぎないということ。
1話完結のオムニバスストーリーではなく、伝説の最期編に続く。。。なのです、あくまでも。
公開が近づいたら、ぜひとも前作も含め、3部作一挙放映みたいな映画館企画も是非やっていただきたいです。前作を映画館で観れなかった方に、ぜひ大スクリーンでるろうに剣心の世界観を堪能していただきたい。
大友監督、佐藤健さん、キャストの皆さん、スタッフさん、関わったすべての方々。
まずは皆さまに敬礼したくなるくらい、スケールの大きな作品です。
どうか一人でも多くの方に観ていただけ、素晴らしさが伝わりますように。
素敵な作品をありがとうございます。