部会長の井上です。

新型コロナウイルス対策のため、6月における対面での部会研究会は中止しましたが、Zoomを用いて
7月25日(土)の14時からオンラインで開催することになりましたので詳細を下記のとおりお知らせいたします。

ZoomのミーティングIDとパスワードについて、会員の皆さまには6月29日のメーリングリストでお知らせしております。
非会員の方々もご参加いただけますが、その際は井上真里(関東・甲信越部会長)のメールアドレス(inoue.masato@nihon-u.ac.jp)に
ミーティングIDとパスワードをお問い合わせください。

皆さまのご参加をお待ちしております。


〇日時 2020年7月25日(土)14:00~17:30
〇場所 Zoom(会員はメーリングリストをご覧いただき、非会員はお問い合わせください)
〇統一テーマ:家電流通・ボランタリーチェーンの動向
〇モデレーター:中西大輔(駒澤大学)

〇スケジュール(敬称略)
14:00~14:05 開会、モデレーター挨拶

14:05~15:05 第1報告(報告40分、質疑応答20分)
中嶋嘉孝(拓殖大学) 「家電量販店の海外展開 ―ノジマの事例から―」

【報告要旨】
家電流通市場の横ばい状態が続く中、ノジマが積極的な拡大戦略を進めている。ノジマは2014年にカンボジアに進出、2017年には
ニフティを買収し、2019年にはスルガ銀行に出資、マレーシアやシンガポールで展開するコーツアジアを買収した結果、業界6位の
規模に成長している。本報告は、ノジマの海外展開に焦点を当て、どのような要因で海外進出を進めているか、カンボジア経済も
概観しながら、インタビューや店舗見学を中心に現状と課題を分析する。

15:15~16:15 第2報告(報告40分、質疑応答20分)
松井邦憲(MATSUI OFFICE代表) 「日本家電市場の特質と展望」

【報告要旨】
本報告では、日本家電市場の定義をGfK社に倣って明らかにし、その特質と展望を考察する。公開されているマクロ経済指標
およびミクロ経済指標を用いて日本家電市場と関連のある指標を選択し、市場規模の変化を類推する。加えて、新型コロナウイルスの
蔓延が消費者の生活に与える影響を考慮し、既存の家電製品あるいは新製品の売上動向を注視する。それにより、日本家電流通市場の
経営に意味のある示唆を探求する。

16:25~17:25 第3報告(報告40分、質疑応答20分)
福田敦(関東学院大学) 「ボランタリーチェーンの再評価に向けた試論 ~探索的研究による本部と加盟社の機能分担に関する考察~」

【報告要旨】
ボランタリーチェーンは,中小小売業が単独では解決困難な問題を本部が供する諸機能を選択利用することで,独立性を担保しつつ
オペレーション上の課題を解決する分業と協業のビジネスシステムである。先行研究では本部機能の弱さと加盟店の意識の低さを
批判的に評価するものが多い。本報告では,探索的研究を通じて本部機能の再評価を試みると共に,加盟社の組織能力形成に向けた
本部と加盟社の標準的な機能分担について考察する。

17:25~17:30 部会長挨拶、閉会