父島に移住して数カ月がたちました。

 

「離島はやばい」とか「村社会はきついよ」とかよく聞くと思いますが実際私が住んでここがやばかったっという点を挙げていきます。

 

1物価がやばい

具体的にどれぐらいやばいのか上げるとキリがないのですが細かく書いていきます。

 

①食費関係

前提として「小笠原生協」「スーパー小祝」「佐藤商店(コンビニもどきだけど野菜とかもある)」の3つしかないです。それぞれ値段は同じぐらいだと思ってください。

 

・野菜、肉、牛乳、パンは全体的に内地の1.5~3倍ぐらい

・卵は1パック400円弱

・生魚は漁協でしか買えない(めちゃくちゃ接客が悪いらしいので私は全て釣っています)

・冷凍食品は定価(買ったことない)

・ガリガリ君は80円(以外に良心的)

・米、麺類、ペットボトル飲料なんかはAmazon一択の値段

・自販機は180円

 

的なかんじです。内地と比べて1.1倍ぐらいと聞いていたので正直ぶっとびました。趣味が釣りじゃなきゃ生きていけません。

野菜以外は基本通販で取り寄せたほうが安いと思ってもらって大丈夫です。

 

②生活必需品

基本高いです。独占禁止法のくそもないので足元見てきます。Amazonでしか買いません。Amazonで買えないガソリンは220円を軽く超えてきます。沖縄ですら高くて180円ですのでやばいとしか言いようがありません。とはいえ車で長距離を走ることはないので意外に気にならないと思います。

 

③家賃

最悪です。1Rで6~8万円です。手取り16万とかだと半分持っていかれます。1DKなんかは10万を超えてきます。まあそれでも家が足りないので需要と供給のバランスからしょうがないのかな?

ちなみに大家とか事業主など、昔から島に住んでいる富豪の方々は2DKで家賃2万もしない都営住宅に住んでいます。

 

④外食

高いです。1杯800円から1000円はします。あんまり美味しくないです。地元民で行く人はブルジョアだと思っています。

ちなみに聞いた話ですが移住してきた人が相場より安く提供したら周りの飲食店に叩かれまくって内地に戻ったらしいです。信じるか信じないかはあなた次第です。

 

2休日の暇つぶしがない

マジでやることないです。趣味が釣りとダイビングですが天気が荒れたら家に引きこもるしかできないです。そもそもマリンスポーツが趣味じゃない人は来ない方が賢明です。「きれいな海に囲まれて生活したい」人は沖縄に移住したほうが東大生並みに賢いです。沖縄なら雨でも遊ぶところが腐るほどありますが小笠原は何もありません。まあ家に引きこもってゲームかスマホをするならいいと思いますがそもそもそんな人は来ない方がいいです。メンタル壊れます。

 

3人間関係がやばい

田舎あるあるですがやばいです。2000人しかいない島なので情報は直ぐに拡散されます。あと謎に権力持っている人が結構います。移住者の多い島だからしきたりとかは少ないと思っていましたがその移住者が10数年住んでいるうちに独自の進化を遂げて面倒くさいしきたりを作っています。まあ全員が全員そうだとは思いませんが変わっている人、価値観が平成初期な人は多いと思います。

 

とまあいろいろ本音を語ってきましたがもちろんいいことも沢山あります

1、魚がたくさん釣れる(ちなみに8割ぐらいの魚は刺身で食べられないぐらいまずい)

2、海が近く海水浴ができる場所がたくさん(これは本当に大きい)

3、通勤時間が5分以内(島が小さいので)

4、内地のありがたみが分かる(物価、食事、人間関係)

 

失ってから気づくというか隣の芝は青く見えるかなのかは分からないですがこんな感じです。

 

結論を言わせてもらうと

 

移住なんて考えるな、リゾートバイトぐらいがちょうどいい(1カ月いたら飽きる)

 

結局、内地で生まれ育った人間は内地から離れて暮らすことはできないんですよ( ´∀` )