パーティは,プレイヤーから開発陣に対する要望を伝える場にもなっていた 「正直,会社の生産性を著しく下げました(苦笑)」川上氏ショートインタビュー ドワンゴの会社内でブラウザ三国志が大ブームになっていたと聞きましたが,FF14 RMT,ブラウザ三国志をプレイすることは会社にとって有益でしたか? ドワンゴの代表取締役会長?川上量生氏。本人はあくまで「kawango」と名乗り,「ドワンゴなんて知りません」と語っていたが……  プロジェクトマネジメントにも通用するノウハウが……などと言いたいところですが,正直,会社の生産性を著しく下げていたと思います(苦笑)。会議室で何かまじめに会議をしているな?と思ったら,実はブラウザ三国志の作戦会議だったり。ずっとモニタの前に張り付いてプレイしなくても良いゲームだったとはいえ,ゲームに向けられた情熱とリソースは膨大なものだったと思います。 プログラマの人の中には,専用の情報共有ツールを作ったりしていた人もいたとか  ええ。しかもそれが,大変素晴らしいクオリティだったのがまた……。そのパワーで新しいサービスのプロトくらいは作れるんじゃないの?とか,突っ込みどころはありまくりなんですけどね。 事業企画会議の最中に,プレゼンしながらブラウザ三国志をやっている役員がいたとも聞きました  ああ,それは太田(副社長)のことかな。彼のハマり方も尋常じゃなかったですね。僕自身も,DQ10 RMT,経営会議などでブラウザ三国志を遊んでいないほかの役員達から冷たい目で見られたりして……。「いつまで続くんだこれ?」「誰か止めさせろ」みたいな空気がちょっとあって辛かった(笑)。 そりゃそうでしょう……  でも,ドワンゴは元々ゲーマーの集まりみたいな会社だったんですけど,昔のゲーム仲間を含めて,久しぶりにみんなで一つのゲームを遊べたのは,本当に嬉しかった。僕の人生の中の貴重な時間になったと感じています。 ブラウザ三国志を通じて,得るものは何かありましたか?  ゲームを通じて,こうしていろんな年代や職業の方々と出会うことができたのは,これは一つの財産だなと思います。ただまぁ,本当にゲーマーばかりの縁なので,これが仕事の役に立つかといえば,また別の話ですけれど(苦笑)。 ゲーム開始当初,川上氏がプレイ方針として打ち出した檄(?)文■プレイ方針 社会人は仕事をおろそかにせず、金の力と数の力を頼みにするのを基本にしましょう。 特に某社関係者は、建物と研究は即時完了、資源と経験値は常にブースト、武将カードはCPを消費して引くものだと認識してください
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