Xbox 360用ソフト「」は,ドライビングシミュレーション「Forza」シリーズの最新作だ,IXA RMT。だが本作は,車のリアルな挙動を追求してきた既存のシリーズ作品とは方向性を変え,ドライビングの豪快さやスリル感といった要素を大きく打ち出している。E3 2012のMicrosoftブースで本作をプレイできたので,その感触をお伝えしよう。  今回プレイできたデモ版は,タイトル画面でスタートボタンを押すと,車の選択画面などは表示されず,まずカットシーンが流れてからすぐにレースがスタートするという仕様だった。カットシーンは,山あいのドライブインに止めてある車にドライバー達が乗り込み,それぞれにエンジンをかけて公道へ出ていくというもの。まるで「食後の運動代わりにレースでもするか」という軽い感覚で,サーキットでの真剣勝負といった趣だった従来のシリーズ作品とはまったく違った雰囲気だ。  プレイヤーが使用する車種は「Viper」。操作方法は,アナログスティックがステアリング,[RT]がアクセル,[LT]がブレーキとなっていた。試遊ではあらかじめAT車が選択されていたので,シフトチェンジなどの操作は確認できなかったが,ほかのボタン配置を見た限り,おそらく従来のForzaシリーズと同様だろう。  今回走ったコースは,スタートからゴールまで一本道,メイプルストーリー RMT。初回プレイではコースを覚えるのが不可能なうえ,公道を使用しているという設定なので,砂利道もあればアスファルト舗装の区間もあり,対向車も走っているという,レースをするにはなかなか危険な要素がいっぱいだ。  その一方で,フルブレーキングが必要なきついカーブなどはほとんどなかったので,思い切ってアクセルを踏むことができた。  レース中,「スキル」と呼ばれる条件を満たすと,ポイントが加算される。スキルには「他車を抜く」「ドリフトを決める」といった,レースゲームでよくみかけるもののほかに,「コース盲摔ⅳ霕俗Rやテーブルなどの障害物をはじき飛ばす」「対向車をギリギリのところで避ける」「ホイールスピンさせる」といったユニークなものがあり,全部で30にもなるという。  実際にプレイしてみて,これらのスキルには最も魅力を感じた。コースを外れたり,ホイールスピンさせたりといった,一般的なシミュレーション系のレースゲームでは「良くない」とされる行為が評価されるので,たとえ速く走れていなくても,ポジティブな気持ちでプレイできる
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