PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載。29回めとなる今回紹介するのは,SFストラテジー(以下,Squad Command)のPlayStation Portable(以下,PSP)版だ。 なお,Squad Commandは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。 編集部で試した限りでは,本作は国内版のPSPでも動作したが,編集部およびソニー?コンピュータエンタテインメントでは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,cabal rmt,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。 人気ストラテジーシリーズをPSP向けにアレンジターン制のゲームシステムを採用 Squad Commandは,第41千年紀という遠い未来の,とある惑星を舞台に,人間が築いた「帝国」とその敵対種族との戦いを描く,ターン制のSFストラテジー。PC用に発売され,とくに海外で高い人気を獲得しているSF RTS,Warhammer 40,000 Dawn of WarシリーズをPSP向けにアレンジした作品である。 そのWarhammer 40,000 Dawn of Warは,Games Workshopが1980年代に発売した,ミニチュアフィギュアを用いて遊ぶボードゲーム「Warhammer 40,000」をベースとしている。その世界観は非常に奥深く,かつ緻密に作り込まれており,このボードゲームを元にした小説が多数刊行されているほどだ。 そんな,私が生まれる前(というのは嘘)から育まれてきた世界観を根底に持つ作品だけあり,各キャラクター(=ユニット)の特徴や武器の特性,戦闘フィールドの描写などが実に緻密。また,時折挿入されるカットシーンもかなりのこだわりを持って作られており,私自身,冒頭のムービーを見て一気にゲームの世界へと引き込まれてしまった。 シングルプレイモードのミッション数は,全部で15。ゲームの流れは,ターン制ストラテジーとしてとてもシンプルで,まずミッションブリーフィング画面でクリア条件を確認したり,DQ10 RMT,各ユニット(最大6体)に携行させる武器を選んだりする。 ゲームがスタートしたら,それぞれのユニットに対してとるべき行動(移動や攻撃)を指示していく
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