80歳になる叔父と話をしていて,こんなことが話題にあがりました.

”入ってこなくてもいい情報が入ってくる世の中は人を不幸にする”.

 

昔はよかったと思うのは,年を取った人が良く台詞の一つと思いますが,叔父が会話の中で叔父が,

 

”今を生きている人は多くの情報が入ってくる中で生きている.その情報の中には,すごく優秀だったり,お金持ちだったり,幸せ(に見える)な人ががいるかといった情報も混ざっている.そんな人は一握りであって大半の人はそうではない. しかし,そんな情報が入ってくると人はそんな人たちと自分を比べてしまう.そこまで優秀でなかったりそこまでお金持ちでなくても,十分優秀でお金もとな人はいっぱいいるのに,上の上の上が見えることで,自分とその人たちを比べてしまい,自分が惨めに感じてしまっている.自分たちの時代は,確かに周りと比べることはあったが,どんぐりの背比べみたいなもので,そこまで劣等感を感じることはなかったと思う”

 

と言っていました.

SNSで自分と赤の他人を比べてしまってなんだか自分が惨めに感じたり反対に自分の方がましだと感じたことはありませんか?

 

誰しもがそんな経験はあると思います.

 

SNSが無い時代でも近所の人との噂話をもとにそんな風に感じることはあったと思いますが,今ほどの頻度ではなかったはずです.

 

家族以外の他人の情報が入ってくる時間は今ほどは多くなかったからです.

 

自分より上の人が常にいるということは,自分を高めたい時期には必要ですが,常に自分がその人達より下であるということを認識し続けることはその人を幸せにできるのでしょうか?

 

色んな人が色んな時期を日々過ごしています.

 

その時々で周りにどんな情報・存在が必要かというのも違いますが,今の自分にどんな情報・存在が必要で,反対にどんな情報・存在が不要であるかといったことを意識すると,不必要に自分を惨めで不幸な気持ちにさせることがなくなると考えています.

 

ここまで読んでいただきどうもありがとうございました!