海外に住んでいて、電話もなかなか出来ないけれど、たまにメールで連絡のやり取りをしている友人が居ます。
僻地に住んでいて、彼の家族とはやり取りがないのでしばらく連絡が途絶えると、果たして生きているのか死んでいるのかさえ分からないなって思います。
彼はSNSを使っていないので、もし死んでしまっても僕には死んだのか、ただ連絡が途絶えただけなのか知る術がありません。
もし彼が死んでいたとしても、僕が連絡が途絶えただけで元気なんだろうなって思えば、僕の中で彼は生きていることになるし、連絡が途絶えたと僕が思い込んでいるだけで実際は死んでいることだったあり得ます。
そう考えると、人の死というのは生物的な生死だけでなく、自分と相手との相対関係の中にもあると言えます。
今の時代、離れ離れになっても連絡を取る手段がいくらでもありますが、それでも連絡が途絶えたらそれで終わりという場合もあります。
だからこそ、実際にその人に会うということに重みがあるんだなと思います。
ここまで読んで頂きどうもありがとうございました!