今回の試合の参加賞は、空気を切り裂き飛行するシンカーを描いたTシャツ、文句なしにかっこいいです。「今まで何百枚作ったか分からない、千枚以上は作っているはず」という北海道のK選手に今回も自作していただきました。徹夜になるのではないかと思うほどの作業量だったとのこと、あらためて感謝いたします。
さて、注目点はシンカーに取り付けられたビーパーの図柄。この実物はNSC様が試合で使用している取り付け後もON/OFFできる優れモノです。会場や機材などでご協力をいただいていることへの感謝の表れでもあります。実際にビーパーをご覧になりたい方は、次のNSCの試合、9月15日開催の東海道オープンに参加するか、あるいは木曽川河川敷コートの草刈り(7月13日・8月31日)に参加すれば、あるいはどなたかがもっていらっしゃるかもしれません。
試合の必需品のビーパー、今回は新たな形態の物を使用しました。従来の鍔付きの黒いキャップのビーパーと比較して、重量的にはほぼ同じです。新たなビーパーに変更した理由としては、旧型のパーツの入手が困難で補修がままならないこと、シンカーの針金間の間隔が狭くなって鍔付きだと装填に不便なことなどが挙げられます。
左が従来のタイプ、右が今回使用したもの。
新型はLR44電池を3ケ使用しており、ビーパー本体は直径12mm(秋葉原で1ケ70円で購入)で、旧型はピーピー、新型はピーーーと連続音です。北海道のJSCFメンバーに作り方を教えてもらい、少し変更を加えています。簡単・安定的に入手できるパーツを組み合わせて手作りできる点がメリットです。15号シンカーの両側の針金の間隔が狭いことにも対応するため、実際には上記の画像よりもバネの部分を短く切って使用しました。シンカーに装着した後、ヨリモドシ側に引き上げて音をOFFし易いようにしてあります。
試合会場で他連盟含めて複数の選手に様々なタイプのビーパーを見せてもらいました。これからしばらくの間は、故障が少ない、音量が大きい、メンテがたやすい、安価にできる、パーツの入手がいつまでも容易にできる、などの条件を求めて、模索が続くことでしょう。