雨天、しかもかなりの雨量になるという天気予報が続いて、開催すら危ぶまれた今年のトップキャスターズ。残念ながら天気予報の半分は当たってしまい、当日は降ったり止んだり、時には遠くの目標の鉄塔が白く霞んで見えなくなってしまうほどの強い降り方の時もありました。しかし試合では強い「降り」に負けない強い「振り」の投擲が続出。悪コンディションの中で大いに盛り上がる大会となりました。

風は緩い追い風の好条件

参加記念品の中身は・・・

JSCFの小西副会長のキャスティング愛が込められた手作りTシャツ。モデルになったキャスターも勿論試合に参加、劇的な争いとなったのです!

 

10月26日(日)、会場設営も滞りなく完了。低く垂れこめる曇り空の下で、主催者のJSCF川井会長挨拶に続き、友好団体のNSC大林会長、AJSCF兵庫協会村田協会長の激励の言葉を頂き、いよいよ2025年総決算のバトルがスタートしました。

 

まずは女性種目から

                         相変わらずの強烈キャスト!

 

続いて御年83歳、眼光鋭いレジェンドも出場する第1種目。

ダイナミックそのものの投擲です
 

いつも通りの5投中の上位3投の平均距離で勝負が決まっていきます。

 

忙中閑あり、久しぶりに遠隔地から集合した選手たち。かつての海外遠征やトップでの激戦を懐かしむ選手たちの和気藹々の姿もありました。

「イギリスで戦ったのは20年も前か!」

「イタリアの試合も思い出たっぷりだな・・・」

かつての2種目のライバル(NSC大林会長と全日本サーフ徳島の高橋協会長)が今回は4種目と2種目で出場

 

試合が進むにつれ、降雨のせいで、さすが水はけの良い木曽川特設コートもかなりぬかるんで来ました。選手にとっては投げにくい状況も出現。投擲位置をぎりぎりコート端に大胆にシフトして乗り切るベテラン選手の工夫が見られました。

 

                                                                                                  ↑この辺りがコートのセンター

 

お二人はJSCFの大室選手親子。試合途中で記録用パソコンの電源容量がほとんど底を尽きそうになった時、マイカーから給電していただき、難を逃れることができました。NSC岩倉選手のご協力と共にアリガトウ!!

 

いよいよ試合も最終盤。最後の投擲グループは5種目と2種目。

  そして・・・

                四国の若手ホープ高橋選手が初の5種目頂上へ。

 

2種目ではJSCF正岡選手が相変わらずの剛投を見せてくれました。

シンカーは画面左上、

大きく速く強く正確に、4拍子揃った投擲で10連勝を勝ち取りました。

 

表彰式はまもなくスタート。この3つの台に乗れれば、次回のトップキャスターズ出場のシード権をゲットできます。

 

 

さて、成績の一覧は以下の通りです。

 

続いて、喜びの表情です。(左から2位・1位・3位、3種目・5種目は5位まで表彰)

左:女性、右:1種目

 

左:2種目                 右:3種目

 

左:4種目                右:5種目

 

なお本大会は、株式会社 魚心観様、株式会社シマノ様、株式会社SESSYA様、

ダイワ(グローブライド株式会社)様、富士工業株式会社様、山豊テグス株式会社様、SWAMP RAMBLER様(以上あいう順)のご協賛を頂いて開催しました。

入賞選手への賞品は各社からの素敵なプレゼントがドッサリ! 併せて3位までの選手には次回トップキャスターズトーナメント大会の出場シード権が与えられました。

なお、指定ラインのメーカーの山豊テグス様から、従来の3号・7号の青色ラインの生産を終了し、今後は黄色に一本化される、との連絡が入っております。今後、選手の皆様にご不便をかけないように、ルールの見直しをする予定ですのでご心配なく。
 

そして、全員が楽しみにしていたジャンケン大会。大型賞品、嬉しいですね。

 

結局、試合終了まで雨にたたられましたが、集合写真の明るい表情からは全力で戦った清々しさだけが残ったようですね。

 

主催したJSCFの参加メンバーです。無事故で終了し、皆のホッとした笑顔が印象的でした。

 

では、最後に一枚。国際試合への道を開いてくれたレジェンドの崎口寿選手(83歳、JSCF元会長)を真ん中に、左が高橋俊雄選手(AJSCF徳島協会長、たくさんの画像を有難うございました)、そして右が激戦の5種目を勝ち抜いた高橋優輔選手(AJSCF愛媛協会)。崎口選手の弟子が高橋選手、その高橋選手の弟子が高橋選手?! いつまでもスポーツキャスティングへの熱意が続いていく、まさに証の3選手揃い踏みです。

 

もう1点、木曽川河川敷のコート管理・草刈り、監督官庁への折衝等々、ご尽力いただいた日本スポーツキャスティング連盟の皆様にも感謝申し上げます。ネットなどの大型機材を保管・運搬、そして今回のような雨天試合の後には、すべての機材を広げて乾かす作業まで担っていただいているNSC青山選手にも本当に御礼申し上げます。

 

では、来年もまた、全国各地の試合会場で楽しく競い合いましょう。そして、できればトップキャスターズトーナメント大会での再会を!!