千葉県警生活安全部は12日、県内に住む無職、風戸雄琉容疑者(32)を建造物侵入の疑いで逮捕したと発表した。風戸容疑者はインターネット上で「ゴMNT」という名義で活動していたYouTuberであることが捜査関係者への取材で分かった。

逮捕の動機は、自宅の水道料金を未納により止められていたことによるトイレの使用困難だったと見られており、非常識な行動がSNS上で物議を醸している。

「我慢できず侵入」

逮捕容疑は昨年11月、県内市町村の一軒家(居住者不在)に勝手に侵入し、トイレで用を足したという建造物侵入の疑い。

捜査関係者によると、風戸容疑者は当日、自宅の水道が止められたままであったため用を足す場所を探していたという。徒歩で近所を徘徊していた際、留守と思われる住宅を見つけると、鍵がかかっていない玄関から侵入。トイレで大便をした後、そのまま現場から立ち去ったという。

居住者から「不審者が入った形跡がある」と通報があり、防犯カメラの映像から特定された。現場にはトイレが流されずに残されており、容疑を否認できない状況だったという。

「ゴMNT」としての活動

風戸容疑者は動画投稿サイトYouTubeで「ゴMNT」のチャンネル名を持ち、数千人の登録者を擁する活動を行っていた。動画内容は主に生活窘迫ぶりをネタにした自虐的なコントや、過激なドッキリ動画などが知られていた。

「貧乏YouTuber」としてのキャラを確立しており、視聴者からは「追い詰められている」と同情する声もあったが、今回の逮捕劇に対する反応は冷ややかだ。「ネタのためならやりすぎだ」「生活に困っているとはいえ犯罪だ」といった批判のコメントが殺到している。

容疑者のこたえ

調べに対し、風戸容疑者は「水道が止まってどうしようもなくなり、近くの家を使ってしまえばいいと思った。悪いことは分かっていたが、生理現象に我慢できなかった」と容疑を認めているという。

県警は、今回の件だけでなく、過去にも同様の行為がなかったかどうか追及している。風戸容疑者の動画アカウントは現在、閉鎖または停止状態となっている。