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プレミアリーグ開幕2連勝、今年の流通経済大柏は、春から強いですね。

選手たちにも注目ですが、やはり、このチームには、本田監督の存在を忘れてはいけませんね。

先日のエルゴラに本田監督の記事が掲載されていたので、引用させていただきます。


エルゴラ4月10日・11日号13面、高円宮杯プレミアリーグ特集記事から引用
「俺も変わるから、お前らも変わるんだ」(本田祐一郎監督)

気付いた人は気付いたかもしれない。
この日、熱戦を繰り広げたピッチ上と裏腹に、ベンチから届く声は札幌サイドのモノぱかりだった。
四方田修平監督から飛ぶ細かい指示に、札幌の選手たちはよく応えて粘り強く戦っていた。
一方、流経サイドのベンチから響く声はわずかだった。
何も知らない人が観れば、「そういう方針なんだな」と思ったことだろうが、昨季までの流経を知っていると「おや?」と思わされたに違いない。
65歳となった今も情熱に衰えの見られない熟練の将・本田裕一郎監督は、ベンチから叱時激励の声を選手に飛ばし続けるのが日常の光景だったはず。
ところがこの日の本田監督は選手の戦いをじっと見守り続けた。

その話を振ると、本田監督からは「また本田が変わったよとか言われるんだろうけれど」と苦笑を浮かべつつ、「でも指導者も常に変わっていかなければいけないんだよ」との答えが返ってきた。
プレーの選択について、あるいはプレーの姿勢について、多くの指導者は試合中に修正の指示を細かく飛ばしていくものである。
ただ、本田監督の口からは「私の言うことがすべて正解じゃないからね。私の考えとは違ったやり方で成功することだってある。たとえ偶然であっても、それはチャレンジした結果であり、正解なんだ。選手をロボットにしてはいけないと思った」と言う。

シーズンを前に、選手たちには「俺も変わるから、お前らも変わるんだ」という話をしたという。
本田監督が言う「また本田が変わった」というのは、彼がそのキャリアの中で指導理論を変えてきたことに由来する。
宮澤ミシェル氏らを育てた市原緑高時代は徹底したスパルタ教育、玉田圭司らを育てた習志野高では極端なテクニック志向の芸術派、そして大前元紀らを輩出した流経大柏高では激しいプレッシングサッカーと根性論的アプローチの実践と、その指導が変わってきたことに由来する。

ただ、こうした変化をネガティブに捉えるのは、ナンセンスだろう。
むしろ65歳にして、新しい指導法を模索し、より良い選手を育てるにはどうするべきなのかと考え続けるその姿勢にこそ着目すべきだ。
「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければいけない」と言ったのは元フランス代表監督のロジェ.ルメール氏だが、その意味でまさに本田監督は生まれながらの“指導者”である。
新たな道を模索し始めた熟練の指揮官と、最強世代のプレミアライフ。
3年目にしてJクラブ以外のチャンピオン誕生はあるのか否か。
その行方が楽しみになってきた。(川端暁彦)


確かに変わったかもしれません。
だけど、本田監督の熱い気持ちは変わっていませんね。
そして、まわりの人に対する思いやりや気配りは、周りで見ていてもさすが教育者だなと思わせる一面です。
先日の試合でもピッチ上の選手だけでなく、スタンドからピッチ上の選手たちに大きな声援を送った部員たちにもきちんと何か話をしていました。
そうした監督の気配りがチームを一つにまとめて行くんでしょうね。

さあー今週末は、ホームでの戦い。
開幕3連勝なるか、楽しみな一戦です。