今明かす、第1次アメブロ聖戦勃発理由のひとつとされるとある事件の真相 | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 私が率いる警世組織ワールド・ルネッサンスと、パント総帥率いる悪の組織MYBの間で巻き起こったアメブロ史上屈指の大事件、第1次アメブロ聖戦。その発端となったのが“パントさん事件”というものなのである。

 
 “パントさん事件”を改めて軽く説明するとこのようなものだ。私は迷惑コメントを送ってくる悪人を逆にあざけ返して成敗する意図の記事を書いていた。それらの記事をパントさんという人が、無実の人々をただ単に罵倒している記事だと勘違いしてしまい、私を糾弾する“真似事記事”というものをたくさん公開したのだ。それを真に受けた多くの人々が私のことを世に苦しみを広げる悪の大王のごとく思い込んでしまった、これが“パントさん事件”の概略である。ここから第1次アメブロ聖戦へと突入していったのだが、パント総帥が公開した真似事記事の中には私にひどい罵倒を浴びせられたらしいとあるひとりの女性(Yさんとする)のことが書かれたものも含まれていた。

 
 そのYさんとは私に以前相談を持ちかけてきた人で、まだ話の途中にもかかわらず忽然とアメーバから姿を消してしまった人なのだ。『いったいどうしたんだろう?』と奇異に思っていたある日、パント総帥の真似事記事が誤解であることを論証した記事を公開した直後にYさんからコメントがきたのだ。そのコメントとはこのようなものである。

 

 
 「なによ!パントさんのやさしさも知らずに自分の都合のいいように書いて。あなたなんかみんなの前から消えればいいのに!」

 

 
 なにがなんやらの私は呆気にとられてしまった。それからしばらくしてパント総帥が私にひどい罵倒を浴びられたらしいYさんの仇を討つべく、私を罵倒する記事をたくさん公開していたらしいことを知ることとなった。そして私がすべてパント総帥の誤解であることを論証した記事を公開してからも、事件の発端が私がYさんにひどい罵倒を浴びせたことにあると思い込んでいる人があとを絶つことはなかった。パント総帥の真似事記事にはのぞき見したと思われる私とYさんのメッセージ機能での会話がさらされており、パント総帥は私のコメントひとつひとつに嘲笑的なつっこみを入れて私の非道ぶりを世に知らしめていた。かすかな記憶をたどれば『藁にもすがる思いで相談を持ちかけた人に、このメシアという人はなんてひどいことをするんだ』といったコメントも寄せられていたように思う。

 
 が、ここで遅ればせながら、本当の真相を具体的に論説したいと思う。

 
 ある日、私のブログに感銘を受けたらしいYさんが、私に相談にのってほしいというメールを送ってきた。どうやらYさんは職場でいじめにあっているらしく、私はその苦しみを緩和させる方法を書いたメールをYさんに送った。するとYさんは次のようなメールを返してきたのである。

 

 
 「そんな当たり前のアドバイスしかできないなんて……とても残念です」

 

 
 私は従来の地球常識を根底からくつがえす壮絶なる新世界観を多数脳のデスクにしまってある。それらによってこの地獄のような地球が大変革をこれから遂げていくことになるのだが、普通の人であるYさんにしょっぱなからそれらを教えてしまったら混乱を引き起こすと判断し、初歩的なところから順を追ってアドバイスをしていこうと考えたのだ。が、どうやらYさんは私が教えた“初歩的なアドバイス”を本を読んだりして知っていたらしく、前述のため息まじりのメールを送ってきたというわけなのだ。

 
 が、である。たとえ本当にそう思ったとしても、口にしないのがマナーだろう。

 
 次に私は精神を落ち着かせる呼吸法のやり方を書いたメールを送った。ちなみに最後のほうにこのような言葉をそえて。

 

 
 「中学生の女の子でも理解できたんですから、このくらいのことはわかってくださいね。私だってなぜ死刑制度や僧侶といった言葉が難しく感じるのか疑問なくらいなんですから」

 

 
 するとどういうわけか怒りに火がついたらしいYさんから罵詈雑言のメールが返ってきたのだ。どうやら私にコケにされたように感じたらしいのである。

 

 が、である。Yさんは以前このような言葉を発したことがあるのだ。

 

 
   私のメール文

 「なんだか僧侶の●●さんになった気分です。━━いじめをなくすには死刑制度を厳禁にするのが1番です。そして私はその方法を持っています。しかし、まだそのときではありません……」

 
   Yさんのメール文

 「僧侶とか死刑制度とか難しいこといわれてもわからないので……」

 

 
 このYさんの文を読んだ人のほぼすべてがこのように思うはずである。なぜ僧侶や死刑制度といった言葉が難しいのだ?相当頭の悪い人みたいだな━━と。そのため私はその後のメールの中に『中学生の女の子でも理解できたんですから、このくらいのことはわかってくださいね』という文を書いたというわけなのである。それをパント総帥をはじめとする多くの人々がからかいや中傷と単純に受け取ってしまったというわけなのだ。

 
 理不尽な怒りに駆られるYさんに罵詈雑言メールを返された私は気分をきりかえ、Yさんの要望どおりに“気分がパァッと激変する方法”を書いたメールを送ることにした。実はYさんは『とても残念です』のメールの中で『でも、なにかこう気分がパァッ
て変わる方法はありますよね?』ときいてきたのだ。そのため順を追ってアドバイスしていこうと思っていたのだが、Yさんはすぐにでも現実の苦しみから解放されたいらしかったので、大サービスで地球常識をくつがえす新世界観の一部を教えてあげたのだ。具体的には━━

 

 

 『地球は2012年にアセンションをむかえる。私はそのときの全人類のリーダーである』

 

 『これから貨幣制度がなくなり、女性は出産などの仕事をこなしているだけで好きなものをなんでも自由に手にすることができる』

 

 

 ━━といったものである。充分気分がパァッと激変するはずだ。そしてYさんからどんな返事がくるかと思いきや、前回以上の罵詈雑言のメールが返ってきたのだ。その中には『妄想に駆られたおバカちゃんなんじゃないの?』といった言葉も含まれていた。

 
 自分から『気分がパァッと変わる方法はありますよね?』ときいておきながら、充分気分がパァッと激変する話をきかされて『妄想に駆られたおバカちゃんなんじゃないの?』とはいったいどういうことなのだろうか……。

 
 “パントさん事件”に端を発した第1次アメブロ聖戦の勃発理由として、Yさんというひとりの女性にひどい罵倒を浴びせたメシアという人物の非道さ、というものがあげられていたのだが、“ひどい罵倒を浴びせられた被害者”はむしろ私のほうなのである。

 

 

 

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