初めて知りました。

リンドウの花って雄から雌に換わるってことを!

性転換するということなのかな?

 

 

 

左画像は雄しべの白い塊が見える♂のリンドウ

右画像は開いた雄しべの中に

雌しべが現れた♀のリンドウ

 

 

↓の右側のリンドウは♂から♀へ換わっていく最中

 

 

1つの花が雄から雌に換わるから

性転換したと捉えるのは早とちり!!

1つの花に雄しべと雌しべが存在するので

両性花であることに間違いなしなんです。

 

雄しべと雌しべが同時に機能せず、

雄しべが先に熟して花粉を出した後に

雌しべが熟して受粉可能状態になる。

つまり、雌雄異熟

雌しべは他の花の雄しべの花粉を

受粉する事になります。

 

自家受粉せず、他家受粉で子孫を残そうという

植物の知恵ある作戦なんですよね。

 

雌雄異熟の植物が多くあることは知っていたけれど、

リンドウも雌雄異熟であることを

初めて知りました。

 

 

 

 

教えてくださったのは、

東大大学院付属日光植物園の

清水淳子さん(日光植物園技術専門職員)

10月31日の『紅葉ガイドツアー2019』に

参加したときのことです。

 

 

今年の日光の紅葉はかなり後れています。

コテージ周辺もまだまだ緑葉の方が目立ちます・・・

そして、・・・・・鮮やかな赤色が出ていない!

美しい紅葉とはとても言えない今秋の状況・・・

市街地は観光客で混雑していますが、

この紅葉の色ではせっかく来て下さる皆さんに

なんだか申し訳ないような気がします。

 

 

美しい紅葉の3条件は

① たっぷりの日照

      ② 1日の寒暖の差が大きい

③ 水分が多いこと

 

10月は雨ばかり降って日照不足

雨天曇天続きで朝の冷え込みなしですから

今年の紅葉が美しくないのは当然のこと

 

③の水分が多い条件は満たされているけど、

雨の降りすぎで葉に傷みが出ています。

 

 

 

日光植物園内も同様で、

シャッターチャンスのなんて少なかったこと・・・

 

 

 

 

写真に撮れば、そこそこに美しく感じるかなぁ?

 

 

 

 

植物園内にこんな可愛い建物があります。

戦時中、隣接の田母沢御用邸に

疎開されていた今の上皇様が

この建物で日々の学習をしていらしたとか。

現在は、実験棟として東大の先生や学生の

研究室として使われているそうです。

 

 

 

~園内で咲いていた草花&実~

 

アザミ/リュウノウギク

マツムシソウ(白花/青花)/大文字草

オオバナウツボグサ/シラヤマギク

ツリフネソウ/サラシナショウマ/シラネセンキュウ

 

 

ニシキギ/コマユミ

 

ガマズミ/?

 

 

植物園の一番奥のエリアに池があります。

 

 

 

3月下旬には水芭蕉で彩られるこの池が、

 

 

今回は水色の小さな花で

埋め尽くされていました。

 

  わすれな草です。

 

とても素敵な風景だったけど、

困ったことに、わすれな草を咲かせ続けると

池には泥が溜まり、

水芭蕉に悪影響を及ぼすのだそうです。

だから、

10月の紅葉ガイドツアー全5回が終了したら

すべて抜き取ってしまうのですって。

 

ちょっと惜しいような気もしたけれど、

こぼれ種から来年の秋にも

同じ景色が生まれのでしょうね。

 

 

 

水草にも赤い実がなっている♪

いえいえ、違いました!

ウメモドキの赤い実が池に落ちて

浮いていたのでした。

 

 

・・・*・・・・・・*・・・

 

 

トレーに白いブーケを描きました。

 

 

ウッドステインで木地の木目を生かし、

細いラインと白だけのグラデーション

誤魔化しがきかず、

気を張り詰めてペインティング

 

 

 

大きめのサーヴィストレーと

小さめのモーニングトレーを2枚

 

 

 

ホワイトペインティングに憧れていましたが、

やっと実現!!

スキルアップ出来ているなと自己満足です♪

 

 

desighned by 吉村典子先生

    arranged & painted by しば~じゅ