おくるみのなかに大切に包まれた赤ちゃんみたいな

 

 

   タンチョウソウの蕾

 

 

葉より咲きに花茎が立ち上がり、真っ白い花を咲かせます。

丹頂鶴の頭のように紅色なのは、蕾のときだけ・・・

 

 

 

 

太い根茎の先端についた蕾は、直径1cmほど。

おくるみに包まれた赤ちゃんが

純白の花を咲かせる娘盛りは迎えるのはすぐですよ♫

 

 

 

春の庭は、

赤ちゃんの成長を見守るのと同じだなぁって思います。

昨日できなかった事が今日はできるようになる赤ちゃん。

つかまり立ちが出来るようになり、

今日は初一人歩きの一歩を踏み出せるかと

嬉々と我が子を見守る親の目。

 

ガーデナーの春の庭を見守る目には

そんな親の目と同じ光が宿っている!!

昨日は無かった姿が、今日は地表に現れ、

あっという間に姿形を変えていく春の庭ですものね。

 

毎日新しい発見があります!!

昨日もたくさん見つけましたよ♫

 

 

 

カタクリが咲き、蕾も増えました。

 

 

 

 

ヒメリュウキンカの初花咲きました♫

 

 

 

プリムラ・デンティキュラータ(↑)とプリムラジュリアン(↓)とに蕾♫

 

 

 

 

 

タイツリソウの芽吹き~♬♪

 

 

 

 

同じタイツリソウなのに、芽吹きの色の違いは何故?

 

それはね、

左は白い花、中はピンクの花 右は赤い花が咲くから。

花色の違いが葉色の違いに出ています。

 

 

 

・・・*・・・

 

 

 

 

   以前の記事で紹介した

幻のアネモネ“ダブルコロナリア・フローレプレノ”  を

 

 

 

  白い陶器の鉢に植えました。

 

 

連れてきた時に咲いていた花は、

切り花にして室内で楽しんでいます。

固い蕾だった2輪は、現在開き始めています。

 

 

 

 

花を切り取る前に発見♪

「わぁ、面白い!秘密を見~つけた!!」

 

 

  5分咲き程度だった花は咲き進み、

 

 

切り取る前は、こんな様子になりました。

 

 

(キンポウゲ科ですから、花びらに見える部分は実は萼)が外側に反り返り、

弁化した蕊がこれでもかと言うほどにギッシリ詰まった状態

見事な吹き詰め咲き(万重咲き)です。

 

あれ?

 カップの底になにかあるみたい・・・?

 

 

     正面から覗き込んだら・・・・

 

  やっぱり何かある!!

 

 

イソギンチャクの触手みたいだね・・・

 

 

 

萼片を思い切り反らしてみました。

そしたらね、なんと・・・

 

 

カップの底をぐるりと1周、

赤紫の触手?が取り巻いていました!!

これ、何なんでしょう?

 

蕊は弁化したわけだから、萼と蕊の間にあるのは・・・

ネクタリー(密線)なのかしら?

同じキンポウゲ科のクリスマスローズの構造から推測すると

そういうことになるよねぇ~♬

実際の所はどうなのかしら?

調べたら分かるかな?

あとで調べて分かったら、また報告しますね!

 

もう1つなるほどと思ったこと、

それは赤い萼の内側の基部が白いこと。

アネモネってみんな基部は白いものね・・・

一見ガーベラかなと思うようなダブルコロナリアの咲きっぷりでも、

これでアネモネであると、再確認できますね。

 

 

 

他にも発見が2つありましたよ。

 

 

 1つ目は、開きかけの蕾の底にはすでに、

 赤紫の触手(ネクタリー?)があること

 

 

 

 

       2つ目は、萼の外側が毛むくじゃらであること!

 

 

 

 

 

色々な表情を見せる興味深い幻のアネモネでした♪