レンゲショウマに留まった小さな雨粒
三つ四つ集まって
ころころ転がる蓮花の背中
ころころころん ころころころん
蓮花の背中を転がった小さな雨粒
一粒の雨の雫に姿を変えて
きらきら輝く花の縁
きらきらきらり きらきらきらりん
*
花は蓮の花の如く、葉はサラシナショウマの如く
ついた名前は蓮華升麻(レンゲショウマ)
キンポウゲ科レンゲショウマ属 日本原産1属1種の花
レンゲショウマを小さな苗で庭に植え込んだのは6,7年前のこと
初花見るまでに2、3年かかり、はじめの年はたったの一つ
あれから4,5年、
年ごとに花数を増やし、今年はなかなかの咲きっぷり♪
その間、直売所などで見かけては連れてきて、
庭のレンゲショウマは現在全部で4株♫~
種を取り蒔きした実生の苗がこの春誕生しました。
実生は発芽まで2年、発芽から開花までは4~5年
気の長くなる話です。
*
7月24日以降、霧雨も含めて雨が降らない日はない日光
その間に束の間の青空を眺めたのは何回あったでしょう?
庭で写真を撮れば、必ず雫が映り込みます♪
それも雨の日の愉しみに違いないですけれど・・・♥
レンゲショウマの蕾から花が終わるまでの様子を
雫と一緒に編集してみました。
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黄緑色だった蕾に色が乗り始め(左)、
固く閉じていた2枚の萼がすこしずつ緩み始める(右)
2枚の萼の中に姿が垣間見えるのは、これまた萼。
レンゲショウマは、クリスマスローズと同じキンポウゲ科
だから、花びらのように見える部分は、実は萼なのです。
萼が全部開きました。萼の枚数は個体差があり、7~10枚くらい。
一度だけ、11枚の花を見つけたことがありますよ!
外側の2枚は、ずっとお椀の形のまま
だからかな、他の萼がいっそう花びらのように見えるのは!?
うつむいて咲く花を萼が雨傘となって守っている。
花びらの付け根は淡く、先端に行くほど濃く。
花びらの数は10~12枚程度で、個体差あり。
おやおや、雨傘はクモさんにもお役立ち~~♫
萼が反り返り、上向きになってきましたね。
そろそろ別れの時です。
萼が散り、花びらが散り、おしべが散り・・・・・
めしべだけが残りました。
雨の雫は、ガーデンライトを務めるのかしら?
電球に化身したつもりかな?
残っためしべが、無事に受粉していれば、
2015年10月撮影
秋にはこんな蒴果(さくか)をつけます。
乾燥すると基部の方から裂けて茶色の種が散らばります。
その様子は、クリスマスローズの果実に似てます。
今年は種ができるかな?
雨宿りのクモさんが、受粉のお手伝いをしたかしら?