BFPのブラックレースフラワーに色が出てきたのは7月初め。

何色に咲くかしらと楽しみにしていました。

 

 

 

 

昨秋種を蒔き、冬を乗り切って育った苗は全部で7本

3本はがっしりとした苗に育ち、

残り4本は生育が悪く、いつまで経ってもひょろひょろで・・・

これは仕方のないことだし当たり前のことですね。

採種したときの種の善し悪し(熟度)で、

生育の善し悪しもある程度決まりますから。

 

地植え後の成育も3本はすくすくと育ち、私の身長を超えました。

写真撮るのに一苦労!! 脚立に上らなきゃ撮れないのヽ(;´ω`)ノ

ところが、そのうちの1本が花色が出る前にカミキリムシにやられて★

ひ弱な4本のうちの3本は、いつの間にか消えました。

残り1本がかろうじてひょろひょろのままで、今に至っていますが未開花です。

 

 

 

コテージガーデンで咲いたブラックレースフラワーの花色は、

 

 

その1 「白多め + 赤紫」タイプ

 

 

傘を広げたような形の外周の集合花(花序)は白で、

その他は白花に赤紫のピコティーが入っています。

 

 

 

その2 「赤紫(or黒紫) + 白少なめ」タイプ

 

光の加減で赤っぽく写ったり(↑)、黒っぽく写ったり(↓) 

 

 

 

1つ1つの花はどれも、花びらの付け根部分が白です。

この花色は、BFPに参加した皆さんのブラックレースフラワーの花色同様

ブラックレースフラワーと言うにふさわしい花色なのかしら?

 

 

 

どの花にもお日様の光が十分に届くようにと知恵を働かせたのかな?

花の表は皆仲よく並んで平らです。

でも、裏側から見ると

軸の長さを中心は短く、外に行くほど長く・・・

公平に光を浴びる工夫と努力・・・なんだか涙ぐましいなぁ

 

 

こういう姿を見ると、植物にはやっぱり知恵があるんだなぁと実感

 

 

 

 

虫を集める工夫や努力だってしているのよねっ!

受粉のお手伝いをしてもらって、子孫を残す準備です。

 

 

 

くるりと丸まるには、外側の軸が長いと便利だね!!

上手に種を包み込み、鳥の巣一丁上がりビックリマーク

 

 

 

暖地より開花が1ヶ月遅いしば~じゅ地方、

毎年鳥の巣ができるまではうまくいくのに、雨の季節の水分にたたられて

完熟せずに腐ってしまうことが多いのです・・・・°・(ノД`)・°・

関東地方は雨量が少ない今年の梅雨、うまく採種できるといいのですが・・・

 

 

 

↓ その1の白多めの花です。

 

 

この花をよ~く見てください。何か気がつきませんか?

中心部分をよく見てねっビックリマーク  

ほらっ、気づいたかな!?

そうなの、黒紫の花があるんです!!

中心部分をズームしますよっ、それ~~~!

 

 

正面から(左)と横から(右)撮りました。

どう見たって花ですよね。

白くて丸いのが2つ出っ張っているのがわかる?

これは、めしべじゃないかしら?

 

 

 

 

左は、花(複散形花序)の花径が約4cm。右は、華径が約8cm。

 

前出のこの花の径は、約20cm

 

花の大小に関わりなく、この株には、どれにも中心に一つ黒い花があるのです。

花径のサイズによって、黒の濃さに差はありますが・・・・。

 

 

 

話がそれますが、

 

ブラックレースフラワーと言っていますが、元々は白い花が咲くノラニンジン。

野良人参、つまり野生化した食用にならない人参です。

野良人参の白い花の中に、変異か何かで黒っぽい花が交じるようになり

黒っぽい花だけの選抜により、だんだん黒みを濃くしていき、

そして生まれたのがブラックレースフラワー

 

 

白い花のノラニンジンWild Carrotには、

英語の別名でクィーンアンズレースQueen Anne's Lace ともいいます。

 

そのいわれは、

レース編みが得意なイギリスのアン女王(1665-1714)が

白いレースを編んでいるときに誤って指に針を刺し、レースの上に一滴の血が落ちた。

その血がレースのようなノラニンジンの花の中心に見られる暗紫色の花である。

から命名されたというのが一般的だそうですが、その他にも諸説あるようです。

参考 http://www.geocities.jp/kinomemocho/sanpo_wild_carrot.html

 

 

 

話を戻します。

 

コテージガーデンのレースフラワーに、

このクィーンアンズレースが現れたんですヽ(*'0'*)ツ

真っ白の花の中ではなかったけれど、白多めの花の中に暗紫色の花

以前から見たいと思っていたQueen Anne's Laceを

やっと見ることができちゃったヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

 

 

 

 

 

因みに、その2の花には中心に暗紫色の花は見えません。(↑)

 

 

 

     

                      中心の黒紫の花は他の花より大きいのビックリマーク

      形も違うしねビックリマーク 

 

 

こうなったらやるしかないでしょう。ムズムズ・・・

もう、解体するしかないでしょっ!!

 

 

 

 

ということで、1茎取ってきましたよ♬  

 

 

 

 

 

 

 

普通の花は、こんな形

おしべ5本、めしべ2本、

花びらは大中小5枚・・・えっ6枚に見えるって!!

1番大きいのはね、ハートの形で1枚なのよ!!

 

 

 

 

これが集合花(花序)1つ分

 

 

 

取ってきた1本の茎には、78の花序がありました!!

 

 

 

花序を全部取り除いたら、

 

 

                 真ん中に1つだけ残った黒紫の花♬

 

 

 

ピントがどこに合っているのか・・? 花の形がよくわかりません・・・・

 

 

 

 

  

 

花の大きさの差は感覚的だけど、このくらいかしら?

 

 

 

 

小さい花(4~5mmくらい)なので、解体が難しくて・・・

花びらの数、一応7枚だけど・・・・大きな花びらを2つに裂いてしまったかも

ゴメン、不明です。

 

 

 

黒紫と白の花のしべを並べました。

めしべ2本は同じ形なのがわかります。

おしべの数・・・千切れたぁ・・・も不明

 

 

解体はちょっと失敗だったかな?

 

でも、めしべとおしべがあることは確かで、

この黒紫の花と白い花が愛し合う事ができるって事よね

 

これってブラックレースフラワー誕生につながる秘密なのかしら?

と、しば~じゅは単純に考えますが、詳細は知りません。

検索してもヒットなしあせる

 

 

 

 

 

2015年春、ノエさんにブラックレースフラワーの苗3ポットをいただきました。

その年咲いた花は、こんなにいろいろな色が出て楽しかったなぁ~♬

どのカラーも魅力があって素敵だった♬

 

 

だけど、クィーンアンズレースは1つもありませんでした。

 

 

 

 

2015年に咲いた花で、1番色が濃かったのがこれ。(↑)

 

 

当時、ブラックレースフラワーでブログが盛り上がったこともあり、

http://ameblo.jp/js-cott/entry-12051024898.html

この赤黒の花の種だけを採種しました。

 

 

 

 

翌2016年、この種から咲いた花がこれ(↓)

 

 

 

昨年は長梅雨で雨が多く、種は十分に実らなかった・・・

今年わずかに採れたその種を蒔きましたが、うまく育ちませんでした。

やはり、未熟な種だったのでしょうね。

 

まつりんごさんのBFPで

今年もブラックレースフラワーを咲かすことができ幸せでした♥