千手が浜の景色をゆっくり楽しむ時間もなく、
(千手が浜は6月中旬のクリンソウ群生が有名です。)
慌てて飛び乗った発車間際のハイブリッドバス
歩けば1時間以上の道のりも、わずか10分ほどで到着
ついに、青空拡がる秋の小田代が原に、来ることができた!!
小田代が原の草紅葉を見たかった!
小田代が原の貴婦人に再会したかった!
この前、貴婦人に会ったのは、7月
アザミやホザキシモツケ、イブキトラノオ、トモエソウ・・・
短い湿原の夏を謳歌する美しい草花にかしずかれ、
凛として佇んでいた貴女
(7月31日撮影)
緑、赤紫、ピンク、白、黄色・・・・
色とりどりの美しい色彩はもはや消え去り、
今は、湿原を敷き詰めるセピアカラーの濃淡の中に、白く浮き上がる
だが、凛とした佇まいに変わることはない
(7月31日撮影)
いや、夏よりもさらに凛と、端正な姿は際立っていた
(7月31日撮影)
(7月31日撮影)
黄色く色づいた葉を振り落とし、
梢の末端まであらわにした姿は、さらに気高く美しかった
貴婦人の右手に広がる湿原も、
(7月31日撮影)
貴婦人の左手に広がる湿原も
(7月31日撮影)
セピアカラーのグラデーションが何本もの帯のように連なる
草紅葉の美しい年は、赤やオレンジが現れるというが、
長く続いた雨天のために、今年の草紅葉はハ・ズ・レ!?
それでも、息を飲む美しさだった
来年もさらに美しい光景を求めて、貴女に会いに行くことになるだろう
(7月31日撮影)
7月の湿原を彩っていたニッコウアザミは、
来年の準備を始めていた
さあ、夏とは逆回りで小田代が原の遊歩道を行こう!
セピアに染まる湿原を右に見ながら、てくてく歩く
このベージュの穂はなんだろう?
そうそう、7月この辺りには白い花が咲いていた♪
(7月31日撮影)
イブキトラノオの白い花だ!!
白樺林を背景に、
ここでは、ホザキシモツケのピンクややトモエソウの黄色が美しかったっけ
(7月31日撮影)
小田代の夏の景色と秋の景色、それぞれ違って、それぞれにいい
さあ、戦場ヶ原の白秋を探しに、向かう方角を変えることにしよう
次回に続く