こんな青空が広がった10月2日、日曜日、
午前中に町内の廃品回収を終えてから、那須までドライブ
那須アウトレットやリーフハウスにも寄り道、
でも、この日のお目当ては、福島県との県境にほど近い
那須町簑沢という集落
地区住民の方々が管理保全をしている、簑沢彼岸花公園へ
公園とはいっても、ゲートもフェンスもない田園地帯
美しさに魅せられ、訪れるのはこれで3回目!!
目の前に広がる大好きな秋の田園風景
黄金色に色づいた田んぼのあぜ道や農道土手に、
可憐に咲き乱れる秋の草花が、彼岸花と共演中
事前検索で、
「彼岸花は、29日にやっと見頃を迎えたという感じです。」
という情報を得たので、
3日後なら、きっと満開でベストだわ~♬ などと思っていた
ところが着いてみると、彼岸花の儚さを実感
残念ながら、ピークは過ぎてしまった
たった3日後なのに、 この様子
後方の4段の段丘になっている部分は、まだ満開の花が多かったので
がっかりした気持ちから、すぐに立ち直ったけれど・・・
この段丘の一番高いところで、
ず~っと熱心に撮影している人がいましたよ。
プロなんだろうか??それともアマチュア?
んっ、スマホで撮影しているような?
乱舞する朱赤の彼岸花の中に、
桃色の着物を着せた黒髪の人形を置いて、
パシャッ、パシャッ・・・・
ちょっと引いてしまったしば~じゅだったなぁ・・・
長雨で、稲刈りが遅れているのかしら?
過去2回とも、同じ時期に来たけれど、既に稲刈りは終わり、
刈り取った稲の稲架がけが、絵になっていたっけ。
美しくどこか怪しげな魅力にあふれた彼岸花の別名は、曼珠沙華
曼珠沙華という呼び方の方が好き❤だなぁ♪
華やかさの中に安らぎをたたえた響きを感じるから。
曼珠沙華の語源はサンスクリット語
「天井に咲く赤い花」を意味して、吉祥の証しとされるそう
彼岸花の響きは、どちらかといえば不吉な花のイメージ
彼岸花と曼珠沙華、
相反するイメージの呼び方を併せ持つ事が興味深いです。
・・・※・・・
他にもたくさんの別名(日本国内に1023の呼び名があるそうです。)をもつ彼岸花ですが、
その多くは、「死人花」、「地獄花」、「幽霊花」などという不吉な響きの呼び名ばかり
これは、昔からの彼岸花と日本人の関わりの背景によるものなのでしょうね。
こんな記事を見つけました。
彼岸花とは秋の彼岸の頃咲くのでそう呼ばれていると思っている方は
沢山いると思います。
しかし彼岸花とは飢饉の時に最後に見る夢といわれ、もう食べる物が
なくなり、食べれば死ぬのが分かっていながら最後に少しでもお腹いっ
ぱい食べてあの世に旅立つのである。
もうこの先は彼岸(あの世)しか無いので彼岸花と呼ばれる毒草なので
ある。 参照:BeNasu那須高原の歩き方 管理人
http://nasukougen.web.fc2.com/index.html
確かに、そのまま食べれば死に至る毒を含んでいる彼岸花ですが、
実際には、彼岸花の根塊に含まれる毒を水に晒して毒抜きすれば食用可能となり、
田畑の畔や川の土手に植えて、飢饉に備えたといいます。
さらには、消炎作用や利尿作用に有効な民間薬として用いられたそうです。
最近では、彼岸花に含まれるガランタミンという物質が記憶機能回復に役立ち、
アルツハイマー認知症の薬として利用されているとのことです。
・・・※・・・
彼岸花と一緒に咲いている可憐な草花にも、と❤を奪われました♪
野 菊
カラマツソウ
イヌタデ
ツリガネニンジン
野菊とイヌタデ
アキノタムラソウと野菊
柿の実も少しずつ秋色に
日は西に傾き、彼岸花の群れに映る影はしだいに長く伸びて。
また、来年も会いに来ようかな!
名残惜しい気持ちで、家路に着きました。