しゅうママさんが会いに来てくれるって。
美味しいお好み焼きの店を知っているから、案内してくれるそうよ~♪
まつりんごさんから連絡があったのは、旅行出発の2,3日前のこと。
広島といえばわたしにとって、しゅずさんとしゅうママさん。
しゅうママさんが、同い年のアラカン世代であることを知ったのは2年前。
以来親近感を抱いてきたけれど、コメントの交換はそれほど多くはなかったので、
旅行の日程が決まっても、「お会いしたいのですが・・・・・」と、言い出せず、躊躇したまま・・・・・・。
きっとね、まつりんごさんも気にかけていたのだと思うわ。
近くに行くのに黙っていては申し訳ない。たとえ会えなくても、近くに行きますよ!
そんなメッセージを送ったって。
似ているところがた~くさんある二人だけど、そこは違ったね。
パッと行動に移せるところがすごいよ!!
そんなこんなで、ともかく会えることになって嬉しい~♪
広島に行ったら、絶対にはずせないと思っていた広島焼きの
美味しいお店に案内していただけるというのも嬉しくて!
ホテルのロビーで6時半に会う約束。
すぐに判りましたよ、しゅうママさんあなただってことが!
満面の笑顔、身体全体から発散されるオーラのような優しさ
両手を広げて待ち受けていてくださった!
もちろんお会いするのは初めて。でも、
「何年ぶりの再会かしら? さあ、同窓会を始めましょう!」って、そんな雰囲気。
今日は、そんな同窓会のお話です!
はしゃいで、ドジって、ドキドキして、それは楽しい同窓会でしたよ~♪
あっ、若いきーこさんには申し訳ないかな。アラカン仲間に加えてしまって・・・・・。
だけど、きーこさんも「年の差を感じないで、楽しかった。」とブログで語っていたから、OKね。
「あら~、路面電車が走ってる! あれに乗りたいわ~♪」と、
まるで子供に戻ったようにはしゃぐおばさんふたり。
電車が停まっているのをいいことに、線路の真ん中で写真を撮りまくる。
きっと、呆気にとられて眺めていた人が多いだろうな。
でもね、二人のおばさんは、全く気にせず、お構いなし! おばさん、強し~!
一緒にいたしゅうママさんときーこさんは、恥ずかしい思いをしたかしら?
広島駅前より路面電車に乗り、目的地に向かいます~♪
しゅうママさんと広島に住んだことがあるきーこさんと、
どちら方面の電車に乗るかでやリとりしていたけれど、全くのお任せ~
だって~、土地勘なし。しかも方向音痴の二人だからね!
広島に行ったら、是非行ってみたいところがありました。
広島アンデルセン
何故行ってみたかったのかって?
それはね~、一つに学生時代の思い出があるから。
サークルの先輩が東京青山のアンデルセンでバイトをしていたの。
売れ残りのパンや、試作品のベーグルなんかをよく差し入れしてくれたっけ・・・・・
自炊生活の貧乏学生には・・・・・・・グスン、ありがたかったなぁ。
アンデルセンの名は、文学少女にとっての児童文学者としてよりも、
文学少女の空腹が満たされた思い出の方が、印象深いかもね。
もう一つの理由、こっちが本当の理由です。
それは、しゅずさんがアンデルセンを何回もブログで紹介して下さったことにあり!
しゅずさんの記事で、この建物が被爆建物であることを知ったこと。
そして、約50年前にアンデルセン1号店の「広島アンデルセン」として生まれ変わり、
デンマークの心豊かなライフスタイルをお手本に、
「パンから生まれるヒュッゲな暮らし」を提案していることを知ったこと。
( ヒュッゲとは、デンマーク語で、
人と人とのふれあいから生まれる、
温かな居心地のよい雰囲気の意味 )
広島アンデルセンは、単にベーカリーだけでなく、お菓子・ワイン・畜産加工品、
花屋・生活雑貨あり、レストランあり、パーティーフロアあり・・・・・・・複合的な商業施設なんですって。
被爆建物とヒュッゲな暮らしがどのように結びつくのか、自分の目で確かめたかった!
そういうわけなんです。
アンデルセンは、たくさんの人が行き交うこんなアーケード街にありました。
LEDが美しく点滅するアーケードに遮られ、建物上部の様子は判らなかったけど・・・・。
入り口は、重厚感のある大理石の外壁と、アンデルセンの「人魚姫」のレリーフで飾られ、
建物の歴史と被爆後の様子が紹介されて。
帝国銀行広島支店(爆心地から約360メートル)
この建物は、1925(大正14)年に三井銀行広島支店として建てられました。 原爆が投下され
たときは、合併により、帝国銀行となっていましたが、猛烈な爆風のため、屋根は抜け落ち、
爆心地に近い北西側の壁も崩れ落ちました。戦後、何度か修復され、現在はベーカリーとし
て利用されています。
正面より中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは花屋さん。
リースやオーナメントなどのクリスマス関連商品もた~くさん!
しゅずさんの言うとおりだわ~!
本当にここはベーカリーなの?
奥に進むと、パンやケーキやシュトーレン、広島名物コーナー、ワイン、ハム、ソーセージ・・・・・・etc
建物が見たくて来たはずなのに、しだいにショッピングモードにスイッチが!
写真も撮らずに、品定め~♪
マジパン入りのシュトーレンと、広島レモン使用のレモンケーキをお買い上げ。
被爆建物とヒュッゲな暮らしが、どのように結びつくのかな・・・・? 考えました。
被爆を経てなお生き残り、歴史を刻み続けながら、辛く悲惨な過去の記憶も留める建物。
その一方で、
多様化する人々の豊かな暮らしに、平和で幸せな生活の在りようを発信し続けるアンデルセン!
いつまでもこの平和が続きますように!
という祈りの声が、わたしには、聞こえたような気がしました。
耐震工事に巨額の費用がかかるため、現在取り壊しか存続かが検討されているとのこと。
是非、存続させてほしいと思うのですが・・・・・。
十分に、アンデルセンの雰囲気を堪能しました♪
階上を見たい気持ちもあったけど、お腹も空いたしね。
さて、お好み村へ案内よろしゅうお願いします、しゅうママさん!
ところが、その途中で、トラブル発生!!
はい、その張本人はほかならぬ、しば~じゅです!!
なっ、なぁんと~~~、カメラがない! 2日間の大切な宝物が収まったカメラがな~~い!!
どこを探してもないっ! 慌てまくる~~~!
「ほら、荷物を持っててあげるから、バッグの中をもう一度よく見て~~~!」とまつりんごさん。
「アンデルセンに置いてきたのかな?」と、電話をかけてくれるしゅうママさん。
カメラの落し物は届いていませんとの返事・・・・・・・・。
「大丈夫ですか?」と心配そうなきーこさん。
バッグの中を隅々まで探してもない!
「あら、あったわよ~!ほらここに!」 ニヤニヤ顔のまつりんごさん。
「えっ、どこどこ?」
「あなたから渡されたお土産のレジ袋とレジ袋の間に~。良かったねぇ。」
袋と袋の間にカメラのひもが見えました!
袋・カメラの紐・袋と、3つ並んで腕に通っていたってこと!
レジ袋の間に隠れて、カメラが見えなかったってこと そういうことだったのよ!
ドジ でした! 散々心配させました! ごめんなさ~い。
でもこの後ね、行く先々で、「カメラ大丈夫? ちゃんと持ってる?」 と念を押されることに~
誰からって、そりゃあ、ご想像にお任せよ!
あらそうですか、想像しなくても分かるんですか ( ´艸`)
ともかく、無事にお好み村につきました!
4階建ての建物全館にお好み焼屋さんが入るこのお好み村の前身は、
戦後、街の中心部の新天地広場に集まった約50軒のお好み焼き屋台だったそう。
その場所が公園になるため、立ち退きすることになり、「お好み村」誕生となったとか。
「
お好み村で、しゅうママさん一押しの店は、このビル3階の「水軍」
かつて、ご夫婦でよく来たそうです❤
「美味しいのよ~ 久しぶりだわ~♪」と、なんだか懐かしそう・・・・・
ところがどっこい! 4人座れるスペースがないんだって! ええ、せっかく来たのに~!
立ち去りがたく、4人でもじもじしていると、
サッと立ち上がり奥に詰め、椅子を運んできてくれた好青年(?)ひとり!!
お客さんらしいのだけど・・・・・? なじみのお客さん風・・・・・。
それを見た他の盛り上がっていたおじさんたちも奥に詰めてくれ、4人分の席が確保されました♪
しゅうままさんが、「あっ、サン○○の、○○だわ!」と呟く。
何それ? なんのこと? チンプンカンプン。 ちっともわかりましぇ~ん!
訊き直すと、広島のサッカーチーム、サンフレッチェの選手で、
チームの牽引力になっている人なんだとか。
ふーんそうなんだ。有名人ってことなのね。 有名人にさりげなく親切にされ、何だか嬉しいな!
ひとり一枚は多いということで、4人で3枚。オーダーはしゅうママさんにお任せ♪
手際よく焼き始めた女将さんに、「写真撮ってもいいですか?」と確かめると・・・・・・、
「撮りたい写真は、あっちじゃないのかい?」って。
えっ? わたしが撮りたいのはお好み焼きの手順なんだけど・・・・・・。
でも、そんなこと言えない雰囲気。
とても気さくで気取りのない人。笑顔も爽やか♪
地域に根差し、地域のサポートを受けて活躍す人だからなのでしょうか?
気付いたら、店内の壁には、サンフレッチェの写真やユニフォーム、サインの色紙などがた~くさん!
広島の人は、へらでそのまま口に運ぶそうですが・・・
ハフ~~~、アツ~~~~~ッ! お箸をもらいました!!
おいしい~~っ!!
生地が薄く、キャベツやモヤシがてんこ盛りなのに、全然水っぽくない!!
これが本場の広島焼きの味なのねっ!
しゅうママさんの一言あり!
「広島の人は、広島焼きと言われると気分を悪くするよ~」って。あくまでもにこやかに~。
はいっ、一つ勉強になりました!!
合戦中? んん? 何の事じゃ??
分かりました!! 帰ってきてから写真を眺めてね!
そうか、そういうことだったのか?
オープン もしくは、営業中ってことね! うまいね~!
春夏冬中 (秋がない → 商い中)と、同じだね!
なにせ、店の名前が「水軍」だものね。 だから、合戦中!
水軍とは、中世から近世の時代、瀬戸内海で活躍した(?)海賊のことだそうですよ。
食べて、飲んで(ウーロン茶だけど・・・・)、しゃべって、お腹はパンパン♪
でも、まだしゃべりたりないね。河岸を変えてしゃべりなおそうか~♪
ということで、落ち着いたムードの珈琲専門店へ。
珈琲専門店で、これを?
そう、わたしとまつりんごさんはこれを! 別腹よ~と言いながら。
甘い物に目がない二人です♪
しゅうママさんもきーこさんも、賢く珈琲をオーダーしたのにね・・・・・。
ここでも喋り続けること2時間あまり、楽しい時間が経つのは、どうしてこうも早いの。
4時間の同窓会、それはそれは楽しい時でした。
再び路面電車に乗り、駅前へ。
ホテルへの連絡通路で、再会を約束してお別れを。
階段を下りながら、振り返るといつまでもしゅうママさんの姿がそこにありました。
何度振り返ってもありました。
本当に、温かい人だなぁ~♪ 会えてよかった! 本当に良かった! また、会おうね!