「仕方ないなぁ・・・・・やるとするか。」
「張り紙して、もう少し様子を見ても良いんじゃない?
チャンスを与えることだって、必要では・・・・・・。」
「いや、ダメだと思うよ。絶対にやる気がないと思う。
出した本人にやる気があるなら、もうやってるさ。
一度手を離れたゴミは汚いもの。汚い物には触りたくないのさ。」
昨日、日曜日の朝の、夫婦の会話です。ムラサキルーシャン
ゴミステーションのある出来事についての会話です。
自宅の斜め前、市営の集合住宅の一角に、ゴミステーションがあるのです。
此処に、「このゴミは回収できません」のステッカーが貼られたゴミ袋が
ここ1週間ほど放置状態。
当たり前です。可燃物のゴミと一緒にペットボトルや缶が入っているのですから、ルール違反です。
市の回収車が持っていくはずはありません。
出したご本人も見て見ぬふりをしているのか、引き取る様子も分別し直す気持ちもないようです。
1週間の間に何回かゴミ出しの機会があるのに、無視のご本人。じゃ、誰がいったいやるの?
そのことを夫は、ずっと気に掛けていたのです。目障りで仕方がないと・・・・。
キュー・ガーデン
朝食後、夫は、ステーションに行き、可燃物と資源ゴミとに分けてきました。
生ゴミまで入っていたとのこと・・・・・・・。
話は、10年ほど遡ります。
それまで可燃物と不燃物の分別回収しかなかったゴミ回収でしたがが、
資源ゴミ回収も始まることになりました。
他の市町村に比べたら、分別は細かくありません。
可燃物、不燃物、ペットボトル、缶、瓶(色別)、古紙、これだけですよ。
生ゴミだって、可燃物扱いです。
ここは、観光地なので、それ以上に分別をすることは出来ないのです。
観光客の方々に分別協力をお願いするのが難しいので・・・・・・。
ゴミ集積所の責任は各自治会とのことで、
利用集積所ごとにそこを利用する家庭が集まり、話し合いがもたれました。
分別用のコンテナボックス出し入や集積所の整理整頓と衛生を保つために、
当番の輪番などが集積所ごとに決まったのです。
我が家が利用する集積所は、集合住宅に住むある老ご夫婦が、
ボランティアでやってくださると申し出てくださり、それに甘える形で数年が過ぎました。
老夫婦ご両人とも次第に健康を損ねるようになり、限界を感じたのでしょう。
奥さんが、一軒一軒を、当番制にして欲しいと回って歩かれたのです。
各家庭は、2年に1ヶ月ほどの輪番です。
老ご夫婦にすっかり甘えていて、そんなボランティアに支えられていることさえ忘れていました。
毎日の仕事に追われ出勤前に自宅のゴミ出しが精一杯であった我が身(夫婦共々)を恥じました。
以来、輪番の最後に当たる我が家が、当番表を作り回していたのですが・・・・・・。
月によって、ステーションの様子が変わります。
自宅の前にあるゴミステーションは、玄関を出れば目に入ってしまいます。
いつも綺麗に掃除され、分別コンテナボックスがきちんと積み重ねられる月とそうでない月。
コンテナボックスが片付けられずに、放置されるときもあって・・・・・・・ ブラスバンド
結局、そのような月(結構多いのです)は、あの老後夫婦や、我が家のゴミ出し担当官の夫など
限られた人がやることになってしまうのです。
ペンキが入ったままの缶や、賞味期限の切れた缶詰や瓶詰めが未開のまま出されたり
スプレー缶がガス抜きされないまま出されることも、粗大ゴミが放置されることも・・・・・・。
夫は、キレました。「当番表を回すことなど、意味がない。もう作らなくていい。」と。
輪番の中には、高齢者の一人住まいの方も多く、
そういう人の方が昔気質で一生懸命、責任を遂行している感もありました。
でも、いつまでも出来るわけではありません。
同じように輪番を課すことが、本当の平等というわけではないと思います。
若い人は、仕事や子育てで忙しいし・・・・・・・・。
じゃあ、だれがやるの?
西洋ニンジンボク
老ご夫婦も、ますます健康を損ない、もう無理なご様子。
以来、我が夫他、善意のある気が付いた一部の方が、ペンキを掻きだしガスを抜き・・・・・・
黙々とルール違反のゴミの処理をして、次回の回収日に持っていってもらえるようにしています。
なにか、変ですよね~。おかしいですよね~。
集積所の管理責任は誰にもありませんし、強要もされません。
ただただ、使用する人のモラルに頼るのみ・・・・・・。
だけど、頼りにならないモラルです!!
特に、集合住宅は人の出入りが頻繁なので、ゴミ事情の周知はいっそう難しいような・・・・・・・。タチアオイ
夫は、言います。「みんなのために、私はやっているのではない。自分のためなんだ。
目の前に酷い状態のまま放置されているのを見るのがたまらないから、やるんだ。」と。
夫は、「みんなのために」という言葉が嫌いです。
「みんなのために」ということは、格好良く聞こえるが、
誰かにそれを認めてもらいたいという自己満足の内在、偽善心の内在だから・・・・・。
ティアレラ ワイルドストロベリー
人のためになんかやりたくない! 自分のためにやるんだ!
可燃物回収の前夜には、カラスよけのネットを広げ、
資源ゴミ回収の前夜には、コンテナボックスを並べ、
休日に黙々と、他所のゴミまで処理する夫。
妻しかそのことを知りません。
「ご苦労様。」と言うのも、妻だけです。
ダリア
でも、良いのかなぁ?
自分が出したルール違反のゴミが、いつのまにかなくなり、無事に持っていってもらえる。
出した人は、知っているのだろうか? 二度とやりませんと反省するだろうか?
そうは、思えない! 同じ事が繰り返されるだけ・・・・・・・・・・
夫に変わって悩む妻です。絆
今日は、可燃物の回収日でした。
コテージから自宅に戻ると、家の中に入る前に、
ゴミが全て持っていってもらえたかどうかと、
夫は今日も、ゴミステーションを覗きに行くことでしょう。
ビルベリー
シリアスな問題に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
挿入した画像は、本文とは全く関係ありません。
撮り貯めしておいた画像の中から、選んだ物です。
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下の「付記」の部分の途中で、画面が動かなくなりました。
リンクの記事を此処に貼り付けます。→ http://ameblo.jp/js-cott/entry-11704560432.html
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