毎朝0℃前後、降霜と霜柱林立の日が続いています。
庭のモミジはほとんど散り、地面に赤や黄色のカーペットを敷き詰めたようで・・・・・。
早く冬の支度を完了しなければと、焦るものの、作業はなかなか思い通りに進みません。
数日前に、庭の除草や宿根草の株分け・移植を終えた後、
庭中に中和と肥料を兼ねて、貝石灰とバッドグアノを蒔いておきました。
貝石灰もバッドグアノも、苦土石灰のように2,3週間待たずに、すぐ植え付けが出来て便利です。
今日は、カンナを掘り起こした後にパンジー苗を60個植え、
オルレアや先日買ってきた、デルフィニュームやジキタリス、ユーフォルビ、アルリタマアザミなどを
薔薇と互いが引き立て合う場所を選んで定植しました。
どれも寒さに強いので、多分大丈夫とは思うけれど、
念のために、作業全ての最後に、苗キャップをかけて防寒する予定です。
そんな庭遊びの合間に、目に映った物たちに、励まされました。
アイズ・フォー・ユー
「もう、寒いのだから、蕾を上げるのやめようよ。」と、言い聞かせるのに、
言うことを全然聞いてくれなくて・・・・・・・・・。
花びら・・・・・・・気付きました? ぷつぷつと縮緬模様のようなものが出来ているでしょう。
これね、凍傷なの・・・・・・。しもやけを作ってなお、咲こうとしているの。
そんな健気な姿を見ていると、切りたくても切れなくて・・・・・。 ほら、こんなに蕾があるのです。
左の茶変した花は、凍死状態です。
どんなに頑張っても、6月のこの花姿は望めない・・・・・・・・・・・。
それでも、何とか咲こうと強い意志が感じられて、見ていると切なくなります。
一方、こちらには希望が感じられる♪
クリスマスローズ・ニゲルです。後方にも5,6個の蕾があるんですよ。
まだまだ蕾はあがる事でしょう。そして、クリスマスの頃には少しずつ開花が始まり、
1月には、昨年のように たくさん咲いて、
幸せをいっぱいプレゼントしてくれると思うのよ ♪♪~♪~
ニオイスミレも咲いていました。
今年の葉は役目を終えて黄色くなり、新たに芽生えた緑の葉に命を譲ろうとしています。
宿根草は、みんなそう。
新しい命が芽生えてから、安心したかのように葉を落としたり、枯れたり・・・・・
エネルギーを譲り受けた小さな芽生えは、全てが凍土となる庭でも賢明に根を張り、
踏ん張って踏ん張って、春を待っている!
そんな命の受け渡しへのエールのように、今年最後の花を咲かせたのかしら? アネモネフルゲンスも
命のバトンが終わりました。
世界最小の椿エリナカスケードに
花芽がたくさん付きました。耐寒性は強いのですが、花芽は寒風で傷みます。
不織布でしっかり防寒と暴風をしなければ!
真っ赤に紅葉したハツユキカズラ。地植ではこんなに赤くなりません。
多分ね、根詰まりで窮屈なのが原因だと思う・・・・・。
春になったら、下に下ろしてあげようかな。
それまでは、ここでしばらく楽しませてね。
ここです。
ガーデンシェッドの壁面です。
しば~じゅは、庭の冬支度に励んでいます。
庭の植物たちも、それぞれに自ら寒さを乗り切る工夫をしています。
君たちの努力に、力添えをするからね。一緒に頑張ろうネ!