吸い込まれそうなほどに碧く、高く広く伸びやかな秋の空の下、
昨日は、ドライブに出かけました。
目的地は、那須。
大森プランツ直営の「コピスガーデン」と、簑沢地区の「彼岸花公園」が今回のお目当て。
どちらも画像がいっぱい!
コピスガーデンは、明日紹介することにして、今日は彼岸花を中心に紹介しましょう。
昨年も1日違いの9月30日に、同じ公園に、彼岸花を見に行きました。
残暑が何時までも厳しかった昨年は、開花が遅れ、まだほんの2,3分咲きで・・・・・。
それでも感動する光景に、来年は是非見頃の頃にと願いながら、帰ってきたのでした。
その時の記事はこちらです。「雲行きを気にしながら・・・」2012 Sep.
(彼岸花にまつわるお話も記事にしていますので、興味がある方は覗いてください。今回はまつわる話は省略します。)
まず、目的地に向かう前に、以前より気にかかっていたお蕎麦を食べに、
日光市大室にある蕎麦屋さん「わらび野」へ。
11:30オープン前に着いたのですが、既にお客さんがたくさん来ていて・・・・
それでも運良く、第一陣で中に入ることができました。
大室ダム湖畔に立地するこの店は、 開放的な大窓からの眺望が気持ちいい♪
私が頼んだのは鴨せいろ。メニューに鴨せいろがあれば、必ずこれ!
なければ、天ざる蕎麦が定番。
生姜の利いた鴨団子と鴨肉が入ったつゆ、
温かいつゆに蕎麦をつけていただきます。
美味しかった!
もちろん蕎麦の美味しさは言うまでもなく!
今までに食べた鴨せいろのつゆでは、いきなり2位にランクインです!
これ以上に美味しくてお気に入りの蕎麦屋があるのです。機会があったら、ご紹介しましょう。
蕎麦の食べ歩きは大好き。
日光は美味しい蕎麦を食べさせる店が多いのです。
おいしい蕎麦目当てに、蕎麦ガイドブックを片手に県外から来られる方も多く見かけます。
美味しい物を食べると、お腹も心も本当に満足しますね♪~
満ち足りた気持ちに、これからの一日がすべて満足行くものとなりそうな予感を抱きつつ、
那須に向けて、いざ出発!!
「とちぎのふるさと田園風景百選」に認定されている「蓑沢彼岸花公園」は、
福島県との県境「白河の関」にほど近く、
源義経が奥州から鎌倉へ向かう時通ったとされる古代の道「義経伝説の道(東山道)」沿いにあります。
保存会の人々によって、整備されているとのことですが、カメラを抱えた多くの人で賑わっていました。
今年は、絶好の咲き具合でした! 辺り一面、緑と赤が織りなす絨毯のよう。
先に咲いた朱花は色褪せるも、まだまだ蕾も多くて、今週いっぱいは楽しめそう~♪
引き込まれそうなほどに神秘的な朱の世界。
くるりと反り返った花びらの中央から突き出た長いしべが宙を彷徨い、もつれ合う。
ぼんぼりのような球形をなす花の塊は、茎の上の中空に、ぽかりと浮かび、
小宇宙のようにも見える。
田んぼに沿った段々に、見渡す限りに朱の色。
朱の花に目を奪われる一方で、・・・・・・・・・・・
他に、野の花はないかしら・・・・・・・・?
清らかな小さな流れの向こうの土手に、野菊の群れ咲く姿が目に止まる。
妖艶な曼珠沙華には敵わないかもしれない・・・・・・・。
見向いてくれる人も、ほとんどいないけど、
ノアザミだって、アキノタムラソウだって、ツリガネソウだって、イヌタデだって、
それでもね、精一杯に、可憐に咲いていた。
曼珠沙華の向こうに広がる、稲刈りが終わった黄金色そのままの田んぼ。
曼珠沙華の足元には、妖艶さを引き立てる立役者のオシダ。
このオシダの存在がなかったら、朱の色はこんなに美しくは見えないに違いない!
地面から、葉がないままのむき出しのままの茎が立ち上がっているだけではね・・・・・。
オシダの柔らかな黄緑色が朱をより朱く、染め上げている。
折しも、西に傾いた陽の光に照らされて
オシダの緑も、曼珠沙華の朱も、田んぼの刈り取り後の稲の株立ちも
馬頭観世音の碑の灰色も
この空間全てにある物が、金色に輝いて見えた。