8才で目覚めたガーデニング。
半世紀にわたって、色々な花を育ててきました。
初めて育てた花が蝦夷菊(アスター)であった話は以前に書きましたが、
([お花が好きだった少女の物語Ⅱ:8才編」はこちら☆をクリック)
小学校高学年の頃に、育てた花の一つにクレオメがあります。
種を採っては、春に蒔いて・・・・・・長年続けて、飽きて、・・・・・・
学生時代に家を離れたこともあり、実家の庭からいつしか消えました。
5年前コテージガーデンを始め、懐かしさも手伝って、
クレオメを夏の花計画に加えることにしました。
風に舞う蝶のような花、4枚の花びらがひらひらと風に舞う様子は蝶の如し風蝶草。
翌日に酔いから醒めるけど夕方開花した時の濃い色はほろ酔い加減の蝶の如し酔蝶花。
素敵な和名をもつクレオメ。原産は熱帯アメリカなんです。
和名を持つほど昔に渡来したということかしら。
クレオメって、4色あるんですよ。
白 ライトピンク
ピ ン ク マゼンダ(ローズ)
それぞれ、まるで二色に咲き分けているように見えますが、濃い色が酔っぱらった蝶。
つまり、夕方開花したばかりの花です。
翌日次の花が咲く頃には、すっかり酔いが抜け、
白は変わりようがありませんが、ライトピンクはホワイトピンクに
ピンクは、ペールピンクに、マゼンダは薄紫色へと酔い醒め色に変身するのです。
一昨日、午後4時半、カメラを持って庭へ。クレオメストーカーをしようと思ってね。
ほら、開花準備態勢ができていますよ~。6本の雄しべと1本の雌しべが、
花びらの中から、むぎゅーっと伸びてきました。
「きつくてたまんないよ~。のびのびしたいよう~。花びらさん、早く開いてよ~!」
正面から見ると、マゼンダ色のイカみたいです。
こちらはライトピンク嬢。花びらから、シベが解放されました。
長いね~。折りたたむようにして収まっていたのかな?
花びらとシベの色が同じです。もちろん他の花達の色もね。
重なり合った花びらたちも、自分の場所を確保しようと広がりだしたようですね。
むぎゅ~っと頑張っていたシベ達は、まだまだお疲れさんなのか、
ぐったりとしています。だいじょうぶ? やっと花びらも自分の場所を見つけたよ。
下のトレイの上のどの子がこの子? 分かるかな?
左から並べた方が分かりやすかったのですが・・・・・・
右から、明日開花予定の蕾、開花したばかりの花、2日目の花、3日目の花
約1週間後の果実、の順に並んでいます。
開いたばかりの酔っぱらい蝶、酔いのためか6本の雄しべはふらふらで~す。
雌しべは何処じゃ?
あった! 短いよ! 左右3本ずつの雄しべの間に鎮座しておりまする~! 2日目ですよ。
雄しべはぴんと伸びて、ネコノヒゲみたい!
あれれ、ご用済みの花粉が入ったヤクは、何処へ行ったの?
雌しべが少し長くなりました。
3日目です
雌しべがとても長くなっています。
子房が雌しべの先の方にあるのも面白いね。 1週間後の子房は4cmほど。
子房はどんどん肥大伸長して、鞘が弾けるほどに熟した頃は15cmくらいにまでなるのです。
次々に種を作るので、片端からもぎりとり、花をなるべく長く楽しめるようにしています。
こぼれ種でもどんど殖えますよ。
秋ですね。シュウメイギクの初花が咲きました。