これなあんだ? ノーヒントで分かったら、あなたはかなりの山草通ですね。
これ、蕾ですよ。 この玉のような蕾と葉っぱがヒントです。
葉面や茎には、細く小さな棘も生えていてざらざらしています。
林や森などの縁に沿って、或いは沢沿いや山道ののり面など、ある程度の陽が差し
湿った場所に自生しています。
コテージ近くの沢沿いの杉林の縁に、咲いていましたよ。
分かりました?
そうなんです。遅咲きの紫陽花なんです。
蕾が玉のようになるのが特徴の、玉紫陽花(タマジサイ)なんです。
昨日、宇都宮の大型HCに寄りました。
ピンクアナベルの見切りなどないかしらと、紫陽花のコーナーに行ってみると、
目に入ったのが、タマアジサイの3号ポットの見切り品。
見切りなのに結構お高くて、元の売値はいくら・・・? ぴっくりしましたよヽ(*'0'*)ツ
こんなに高価なものなんですか。コテージの周りには、たくさん自生していて、
誰も見向きもしないもの。
大きな株があっちにもこっちにも・・・・・・・・掘り上げたら・・・・・・商売になるかしらん?
ちょっと、目の色が変わったしば~じゅです。
玉紫陽花をご紹介したくて、早速写真を撮りに行きました。
ついでに、何本か手折ってきました。 あれっ、・・・・ここは国立公園内だっけ?
否、うちの庭のような場所だから・・・・・・・ドンマイね~。
苞(ホウ)に包まれ、玉状になった蕾が裂けるように開花していきます。
正確には違いました。
苞が開いて、蕾が現れると言ったほうが正しいですね。見てください。
白い花は、虫たちを呼び寄せるための装飾花。本当の花(両生花)は、薄紫の部分です。
青紫のシベが少し見えますね。これが開花した花。
苞の中には、蕾がびっしりだったのです。
かなり咲き進んだ花(総状花序)
手折ってきた花を、早速解体!
一番外側の苞を剥きました。
裏側を見ると、こんなです。
装飾花も蕾も、ぎゅぎゅっと縮まっています。
内側の苞を揉み揉みしてゆるめたら、
苞の1枚ずつが、丁寧に花序の一つずつ包みこんでいるのが分かりました。
なんだか、日本人が丁寧に梱包した荷物や宝物みたいです。
苞を全部はずしたら
ご覧の通り、中は蕾ばかりです。
身近にありすぎて、毎年8月になれば見かける玉紫陽花。
調べてみたら、分布は、福島県南部以西、関東、中部、岐阜県までという、
比較的狭い限られた範囲なんだそうです。
高価な値段で、販売されているのを見たら、
なんだか、とっても希少価値があるような気がしてきて・・・・・・
手折った枝を、全て挿し木用の挿し穂にしてしまいました。
今までさほど気にも留めなかったのに・・・・・・。
庭で育ててみようかな。
現金な奴ってだれのこと? ウフフ・・・・・・・。
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秋蒔きの種、ご希望受付中 (8/20まで)
8月9日の記事で、14種類の秋蒔きの種のリストを載せました。
お庭で育ててみたい方に、お分けしたいと思います。
以前に応募された方でも、コメント交流があまりない方でもOKですよ。
何種類でも(もちろん全種類でも)希望をお受けいたします。
但し、種の量が少ないものについては、制限が生じる場合があります。
希望される方は、8月9日の記事のコメント欄にてお申し込みください。
8月末から9月始めの発送になると思います。