車から降りようとドアを開けると、
ムゼェー、ムゼェー、頭上より降り注ぐ蝉時雨・・・・・。
蝉時雨に混じって、クワッ、クワッと蛙の声が、合いの手を入れ・・・・・。
森林に響き渡る蝉の声・・・・・春ゼミの鳴き声です。
春ゼミの大歓迎を受けて、降り立ったところは日光市上三依にある水生植物園。
昨日の地方新聞で、今年も見頃の記事を見て、
居ても立ってもおられず、ゲストの予定なしの今日は、片道50kmの山道を一人でドライブです。
年によって、花の色や形にばらつきがあります。
株の状態や天候などの条件に大きく左右され、栽培が困難なメコノプシス。
今年は見事でした。
この鮮やかなスカイブルーゆえに、「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれます。
原生地ヒマラヤでは、標高3,500m~5,000mの山に生育する花なので、
「天空に一番近い花」とも呼ばれるそうです。
上三依(かみみより)地区は、日光でも、会津西街道(R121)の
福島県との県境近くに位置する山深い地区です。
こんな美しい渓流沿いに 水生植物園があります。
園内には、メコノプシスの他にも、湿地や水辺、高原などにに咲く珍しい花々が見られますが、
今日は、メコノプシスだけを紹介します。他の美しい花たちはまた、次回に・・・・・・。
園内3カ所に、約500株が植栽され、何人をも魅了する吸い込まれそうな青色に
私のハートは完全に吸い込まれました。毎年のことですが・・・・・・。
青いケシと一言で言っても、
色に幅があり、花弁の形も様々、花弁の枚数も4枚からダブる咲きまで色々・・・・。
開き始めたばかりの、付け根が微かにピンク色、丸みを帯びた後ろ姿もキュートでしょう。
どうしても自分で栽培したくて、メコノプシスの苗を手に入れたことがありました。
冬は凍土になるような庭でも、青い花を見るには暑すぎたようです。
花を見ずに終わりました。
今朝の庭。ORシャポー・ド・ナポレオン越しに庭を臨む。
明日は、9人のゲストが訪問予定です。