関東も今日は雨。

梅雨入りの今日、ナニワバラ、白モッコウに次いで、先住組のバラが2つ、咲き始めました。




今日の開花は、つるばらスパニッシュ・ビューティー   バラ・スパニッシュ=ビューティー    


と、


バラ・プリンセス=アレキサンドラ=オブ=ケント   ER/プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント



冷たい小糠雨が降る中で、    バラ・プリンセス=アレキサンドラ=オブ=ケント 

      
                透明なビーズのような水滴を散りばめたような様子は、ハッとするような美しさ。





ずっと、乾燥状態が続いていた関東地方です。

昨夜から降り始めた慈雨をたっぷり吸い上げて、他の先住組も一気に蕾が膨らんできた様子。

萼の間から、花弁の色を覗かせ始めたのは、


ERの プリンセス・アン、ウィンダミア、ダーシー・バッセル、クレア・オースティン、
ティージング・ジョージア

オールドローズの  カーディカナール・ド・リシュリュー、コンテ・ド・シャンポール、
    バロン・ジロー・ド・ラン、ファンタン・ラ・トゥール、
 ジャック・カルティエ、グルス・アン・アーヘン
 
河本ローズの アブデルラ・マリエ 

ツルバラの アンクル・ウォルター、羽衣、新雪、レオナルド・ダ・ヴィンチ

その他、
チャイコフスキー、コンテッサ、アイズ・フォー・ユー、マーガレット・メリル、

そして、  絆 





どれもこれもこれらのほとんどが、昨日までは大きくはなっているけれど、緑の固い蕾でした。

今日は、恵みの雨になったようですが、あまりにも早過ぎる梅雨の入りに、正直ガッカリです。

しばらくはバラのために、空梅雨状態になってほしいなぁ・・・・・・!









さて、こちらも トレジャー・バラ(アレキサンドラ)  ER/プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント



こちらは、J’S GARDEN とは異なり、たわわに咲き誇っていました。

3日前の日曜日に出かけたガーデンのアレキサンドラです。



ザ・トレジャー・ガーデン 館林



かつては群馬県館林で「野鳥の森公園」として、親しまれていた公園が、

河合伸志先生監修の元に、ローズガーデンを造園。

名称を新たにしてリニューアルオープンしたのは知る人も多いことでしょう。

このガーデンのシンボル・ローズは、河合伸志先生作出の シェアリング・ア・ハピネス

画像がありませんが、ピンクの剣弁房咲きの可愛いバラです。

このガーデンは、ぶんぷくたぬき分福茶釜のお話で有名な茂林寺のすぐ近くに位置します。

分福とは、福すなわち、幸福をシェアリングすること、それが命名の由来だそうです。





ザ・トレジャー・ガーデンは、「素晴らしい!」の一言に、尽きました。

オープンに合わせて行きたかったのに、昨年は家庭の事情で見送りに。

念願叶って、ガーデンに一歩足を踏み入れるや、感動のあまり、熱いものが・・・・・・。







撮ってきた写真の数は、約250枚。

全てをお見せしたいのですが・・・・そうもいきません・・・・選りすぐった約40枚をお見せします。

余計な説明は不要でしょう! 最低の説明だけを交えることにしましょうね。 堪能してください。




トレジャー・景色   ティケット売り場からして、期待感高まる!




噴水池の向こう側にたわわにバラ絡む入場ゲート  トレジャー・景色 


                  ゲートの真ん中に、向こう側のシンクン・ガーデンが臨めます。






トレジャーガーデン   入場ゲートの反対側から




熱々トンボ・ペアが、この上をス~イスイ~    トレジャーガーデン 








ガーデン内の様子はまず始めに、ガーデンの雰囲気が伝わる画像からにしましょうか。 

                                是非、拡大して楽しんでくださいね。




バラが咲きあふれるボーダーがどこまでも続きます    トレジャー・景色 




トレジャー・景色          トレジャー・景色 




トレジャー・景色   トレジャー・景色 




トレジャー・景色   トレジャー・景色






薄暗い木立の中から、明るいあちら側へ。暗から明への空間の転移が効果的で美しい!

トレジャー・景色        トレジャー・景色 






葛折り(ツヅラオリ)のように繋がるガーデン内の小道は、延べ1,000mにもなるそうです。

今の時期、その全ての道の両側が、バラ中心のロングボーダーガーデン。

色分けで植栽されたバラと宿根草の数々との調和・競演も美しかった。



 

トレジャー・混植   トレジャー・景色

 

 

トレジャー・混植





トレジャー・混植    トレジャー・混植 




バラと他の植物を混植する場合は、バラの周囲50cmには何も植えないようにと、

バラ関係の書物には書いてあります。

わたしの庭は、そんな掟を平気で破っています。

ぎりぎりの所まで宿根草がはびこり、生い茂って、バラを飲み込みそう・・・・・・。

でも、安心しました。 ここだって似たようなものだったもの・・・・・・。

それから、使われている宿根草の多くが我がコテージにもあって、ちょっと嬉しくなったり、

これを今度、連れてこようと思ったり・・・・・・・植栽の様子がとても参考になりました。





ローズガーデンの中で、最も魅了されたのが、

煉瓦塀で円形に囲まれた「水辺のローズガーデン」です。

小さな池の水辺の水生植物たちを囲むように植栽された薔薇は、ブルー系が中心。 

 

トレジャー・混植    トレジャー・水辺のローズG 



トレジャー・水辺のローズG        トレジャー・水辺のローズG 



トレジャー・水辺のローズG      トレジャー・水辺のローズG 





トレジャー・水辺のローズG            トレジャー・水辺のローズG 



ブルー系のバラとクレマチスや宿根草とのコラボが見事です。

それ以上に素晴らしかったのは、煉瓦の塀の所々に作られた円い窓。

外から、内から、少しずつ立つ位置を変えて窓を覗くと、のぞき見える絵も変わってくる!

誰もが必ず足を止め、カメラを構えるビューポイントは最後の画像。窓のまわりにバラが誘引されて。








今まで、全く興味なかったミニチュアローズにも開眼された~♪♪~



トレジャー・ミニチュアローズ      トレジャー・ミニチュアローズ 



河合 伸志先生と言えば、数々のミニチュアローズ作出ですね。

ミニチュアローズだけで、素晴らしい景観を作っている一画がありました。

特にマイハートを射止められたのは、右側の「天の川」 これはもう絶対に迎えなければ!



そして、このミニチュアローズ    トレジャー・ミニチュアローズ  

                            「のぞみ」にまつわるお話に、心打たれました。




『戦後の混乱期に、旧満州奉天から帰国の途についた4才の少女のぞみちゃん。

引き上げの途中で母と祖母は亡くなり、少女一人で旅を続けますが、途中で

力尽きて亡くなってしまいます。 幼くしてその尊い命を失った少女を想い、

伯父によって作られたこのバラは、二度と戦争を起こしてはならないという切なる

希望を込めて、「のぞみ」と命名されました。 今、私たちは平凡な生活の中でも

平和である「幸せ」を再認識し、一日一日を大切に生きていくことが大切なのかも

しれません。』    
                (ガーデン内 説明プレートより)








こちらは、スタンダード仕立てのコーナー



トレジャー・スタンダードローズ     トレジャー・スタンダードローズ 









ちょっと休憩、     トレジャー・ソフトクリーム   

             ブルガリアンローズの香がお口いっぱいに広がるソフトクリームです~♪~♪♪~








トレジャー・バラ(向井千秋)     館林市出身の宇宙飛行士、向井千秋さんが
         
                       スペース・シャトルの船内実験(香気成分の収集)に用いた
 
                    ミニチュアローズ「オーバーナイト・センセーション」







トレジャー・ガーデン内には、ローズガーデン以外にも、四季折々の見所があります。今回は



トレジャー・スプリングG        スプリング・ガーデンと、




ポピー咲く野原        トレジャー・ポピー  が綺麗でした。







トレジャー・遠景   花が終わった芝桜のガーデンから眺めた

                   ローズガーデン




秋バラを見に、また行こう、ザ・トレジャーガーデンへ!





とてもとても、長~くなりました。最後までお付き合いありがとう。