「豊かな自然に囲まれた街」
と、表現すると、何かしら憧れや郷愁を誘う響きがありますよね。
なんてことはないのです。山肌にへばりつくように成り立った街。
つまり山奥の街なんです、日光は。
本日ご紹介するコテージガーデン周辺の画像を見たら、みなさんきっと納得しますよ。
でも、大好きなわたしのふるさと。大好きな自然の美。
やっと藤の花の見頃を迎えました。
さて、何処で撮ったと思います? 庭でも公園でもありません。 コテージへの往来途中の道路沿いで撮りました。
自生の山藤が、周辺いたるところの野山大木に絡みついて開花中。
運転しながらの遠目にも、あちこちに絡みつく藤色が目に飛び込んできます。
毎年楽しみな景色です。
こちらは、ウワズミザクラ。薄墨桜ではありませんよ。上のフジの隣で咲いていました。
ズームで撮ったので見にくいですが、
ブラシ状の花穂についた小さな白い花は、桜と同じ5弁花で、バラ科の植物です。
ビオラ・ソロリアが群生しています。これもね、庭ではありません。
どこかの庭から逃げ出した子達が、野生化したのでしょうね。
同じ道路沿いの野原です。
後方の枯れ枝は、ススキ。ムラサキケマンもご一緒に。 これ、ターシャさんの庭にもありましたね。
確か、「この雄々しい姿が好きよ。」というようなことをターシャさんは仰っていたと思うけど・・・・。
クサソテツです。オシダ科、羊歯の仲間です。
私にはコゴミと言った方が、馴染みが深~い。花材で使うガンソク(*脚注あり)とも言いますね。
実はね、NHKでターシャさんの番組を見て、クサソテツに一目惚れ。
どうしても、コテージに植えたくて、苗を結構なお値段でお取り寄せ~♪
ところが、春になって芽を出したのを見て、ガッカリです。
だってね・・・・・・
「なあんだ、クサソテツってコゴミのことなのね。裏の野原にたくさん出ているじゃん!」
そう、上の画像は近くの野原です。
裏の野原には、今はほとんど生えていません。
枯れてしまったのではないですよ。 毎日、しばーじゅがコゴミ狩りをしているのです。
5分間で、こんなもん。
茹でてサラダに変身
シンプルなこの食べ方が1番好き!
胡麻ドレッシングを敷いた上に、塩茹でしたコゴミを並べ、上からマヨネーズ。
ぬるっとした食感で、微かな苦みがと甘みがたまらな~い!
この記事を書き出した頃、ご帰還したばかりのhusは、裏の野原でもぞもぞしていました。
hus の担当は、こちら。
そう、蕨です。蕨採りに燃えてます。
「頼むから、昼間採らずに、残しておいてくれ。」って、言うのです。 蕨・コゴミと香味の醤油漬け
あく抜きした蕨・コゴミに、青紫蘇・生姜・ミョウガなどの香味を千切りにして混ぜ、
ジップ付きのフリーザーバッグに入れて麺つゆを注ぐだけ。
空気をしっかり抜いて密閉し冷蔵庫で1日置けば、食べ頃です。
その他、天ぷらはもちろん、山菜とベーコンのぺぺロンチーニ・パスタにしたり、
湯波と炊き合わせたり、お浸し、油炒め・・・・・・・・
この季節ならではの自然からの恵みを堪能しています。
どうです。自慢じゃないけど、
「しば~じゅは山奥に住んでいるんだなあ~っ。」て、思われたことでしょうね。
* ガンソクは、クサソテツが秋から冬に立ち枯れし、ドライになったもの。
葉先が丸まった状態が、雁の足のように見えることからガンソク(雁足)と呼ばれます。
華道の花材として使われることがあります。