柔らかく、細く、ヒョロヒョロと伸びた華奢な茎。

強風には、勝てそうにありません。強い雨に打たれたら、ひとたまりもないように見えます。





だけど、彼女はこのように知恵を使い、爆弾低気圧、3日間の荒天に耐え抜きました。



バイモ     バイモ 




細い巻きひげのような葉の先を互いに絡め合い、スクラムを組んでの協同作業。

画像を拡大すると絡む様子が良く分かります。)


暴風雨に凛然と耐え抜きました。

花言葉は、「凜とした姿・努力」  花言葉はまさしく彼女の健気な姿そのままです

バイモ(貝母)またはバイモユリ(貝母百合)が、彼女の名前です。





母貝は、中国原産で、江戸時代に生薬として日本へ渡来したそうです。

鎮咳・去痰・排膿薬・咳止め・痰切りなどの薬効成分があるとか・・・・・・・。





低い位置から仰ぎ見て、    バイモ






バイモ     釣り鐘型の俯いて咲く花 

                                          淡緑色の控えめにしてシックな花色





内側を覗き込むと、     バイモ 




紫色の網目模様が繊細で上品な趣を醸します。この模様故に編み笠百合の別名も。





バイモ     好きな春の花の一つです♪~♪♪~



たった一輪を 茶花のようにいけても風情と存在感のある花。(後日アップしましょうね。)






バイモは、更にフリチラリアという別名を持っています。

フリチラリアとは、ラテン語で「サイコロ箱」とか、「チェス盤」という意味だそうですが、

日本で編み笠と見る模様を、ヨーロッパではチェッカー模様と見る。

文化の違いが現れて面白い!






こちらを見てください。           
                   
                       (後方はピンク系セミダブルのクリスマスローズ)




昨年の画像ですが、これも編み笠模様、いえ、チェッカー模様。

ヨーロッパ原産のフリチラリア・メレアグリスです。

数年前に、数十球を植え込んだのですが・・・・・年々減りました。

今年は、らしき物がひょろひょろと数本出てはいるのですが、咲くかどうか・・・・?

環境が合わないのかもね。



イギリスでは、このフリチラリア・メレアグリスをスネークヘッド・リリーとも呼ぶのですって。

ちょっと~、やめて~、ドン引きしちゃいますぅ。

そう言われると、確かに○○の頭に見えてしまうの。嫌だなぁ。

好きな花なのに・・・・・・・・嫌いになっちゃうよぉ。

私は、絶対にメレアグリスと呼ぶことにするもん!!!

メレアグリスは、ラテン語で「ホロホロ鳥」とか「七面鳥」の事ですって。

チェッカー模様が、羽根模様と似ているのね。










              
                              クリスマスローズ、最後の花たちが咲きました。 

 クリスマスローズ      


                                    庭のセミダブルの中で一番好きな子です。







クリスマスローズ    シングル ピンク系

                                         赤紫のブロッチがアクセント






シングル ブラック系 渋さが通好み    クリスマスローズ 




今まで紹介してきたクリスマスローズ達は、次々に蕾をあげて、今が盛りです。