普通は意識していません。
でも、「ああ、日本人に生まれて良かったぁ!」と思うときが、年に数回あります。
その一つは、桜の季節。
桜開花の知らせを待ち望む気持ち。
桜咲き誇るを愛でる気持ち。
桜散り行く風情を名残惜しむ気持ち。
日本人だからわかる情緒ある季節。ああ日本人に生まれて良かったぁ!
蛇足ながら、昨今では、小野小町の心情も十分に理解できるようにもなりましたがね・・・・。
百人一首を必死に覚えた高校時代は、到底理解できませんでした・・・・ヨネ。
はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
(現代語訳: 桜の花の色は、むなしくも衰え色褪せてしまった、春の長雨が降っている間に。
ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間の諸々のことを思い悩んでいるうちに。)
絶世の美女であった小野小町であったからこそ、年老いて容色衰える落胆は大きかったことでしょうね。
美女であることにご縁のない私に、大きな落胆はないけれど、
若さから日々遠ざかっていくことへの淋しさは感じます。
でも、今ある幸せを貪欲に楽しんでいます。
そんなしば~じゅに、乾杯!ということにしておきましょう。
前置きが長くなりました。さて、本筋に戻りましょう。
この1週間は、先週の日曜日のミスリーツアーに始まり、桜を十二分に楽しみました。
昨日も、爆弾低気圧が去らぬ中をなんと、お花見ツアーでした、家族とね。
先週は留守番だった hus も一緒です。
春の長雨どころか、暴風雨に翻弄され、色褪せた(・・・でもなかったかな)桜を見に、県北部へ。
「烏ケ森公園 → 東那須野公園 → 大田原城趾 → 佐久山城趾 → 長峰公園」
と、欲張りのコース。立案は、桜フェチの我が息子。
春麗らな天気なら、きっと満開を迎えたばかりの桜を愛でる人々で賑わったはず。
幟や提灯が飾られ、露店が並ぶお花見の名所は・・・・・
・・・・・・・人影まばら・・・・露店もブルーシートがめぐらされ・・・・。
昔から、「お天気女」と言われてきました。担当学年行事はいつも晴れ・・・・!
今回もね、東那須野公園に着く頃は雨が上がりましたよ。ラッキー!
ここは、那須在住のブログ友さんに教えていただいた公園です。
水仙がボランティアの方々によって、斜面一面に植栽された中に、梅や椿、桜が咲き継いでいました。
様々な水仙が、イエロー・カーペットを描く様に、ただただ、圧倒されて・・・・・パシャリ、パシャリと。
青空が広がっていたら、さぞかしい美しい色のコントラストが見られたでしょうに・・・・・・。
散策路は、散り桜のカーペットに。
大田原城趾に付く頃には、
鈍色の空にぽっかりと、池のような青空が姿を現して。 雲の合間から覗き始めた太陽が、
桜の花びら浮く水たまりに、満開の逆さ桜を映し出しました。
最後の締めは、長峰公園にて夜桜です。
この1週間は、桜を十二分に楽しみましたと、先に書きましたが、実は晴天の木曜日にも
県南部に出かけたのです。この日は本当に素晴らしかった! 青空を背景にした桜は、殊更に美しい!
大胆にも全身で登場しちゃったよぉ!バックシャンですぅ・・・・・か?
夕焼け色に染まった西の空、桜の枝越しの落日が美しかった! 足元にひらひらと舞い散る桜が模様を作り・・・
桜咲く川沿いの土手の上。桜の下には、辺り一面に広がる可憐な野草の絨毯。
左:カキドオシ 右:カラスノエンドウとオオイヌノフグリ キランソウ
(学名はアジュガです。園芸種のアジュガと親戚です。)
いよいよ、日光でも、桜の開花が始まりました。爆弾低気圧通過後で、ヨカッタナ!
今週は、地元でお花見を楽しみます♪