花言葉 : 「希望」「慰め」「逆境の中の希望」
たった1輪、2月始めに咲き出したスノードロップが、
土だけではな、空気も光も凍り付く「逆境」の我が庭の中で、「希望」と「慰め」を
与え続けてくれました。
今では、花芽の数も花の数も増え、庭の2カ所で、愛らしい「雪の耳飾り」達が見られます。
左の画像のまもなく開花しようとしている蕾の左側にも5,6個の芽が頭をもたげています。
上の3枚の、雪の雫達は、コテージのシンボルツリー「ヤマボウシ」の元で咲いています。
ヤマボウシの花芽 画面下の中央にスノードロップ
秋、色づいたヤマボウシ
冬、雪と氷の花が咲いたヤマボウシ
暖かい日差しに誘われて、どこからかやってきた虫が、内側の花びら(内被花)の中に。(左画像)
啓蟄も間近。そろそろ虫たちも目覚めの頃ですね。 昨秋、バラ、パット・オースチンの株元近くに
新たに植え込んだ球根も、咲き出しています。
この花びらの白さは、
地面を覆い尽くした雪の白さと同じ
ドイツの伝説に、スノードロップのお話を見つけました。
かつて、花には色がなかった。互いを見分けられない花を見て、
ある日神様が、花たちに「好きな色をあげよう。」と、言った。
神様は、大きなパレットを取り出し、花たちに望む色を聞かれた。
全ての花に色が付いたとき、神様のパレットは空っぽになった。
その時、「私にも色をください。」という声がした。
そう言ったのは、まだ何の色も付いていない透明な雪だった。
だが、パレットにはもう色がない。
そこで神様は、花達に色を分けてもらうようにと仰った。
雪は「わたしに色を分けてください。」とお願いして回ったが、
誰も色を分けてはくれなかった。冷たく寒い雪が近づくことを花たちは嫌ったのだ。
寂しく悲しい思いをしている雪に、そっと話しかけるものがいた。
片隅にひっそりと咲いていたスノードロップだ。
「私の色でよければ、分けてあげますよ。」優しい声だった。
「バラやヒマワリのように明るく鮮やかな色ではないけれど。それでもよかったら。」
「なんて、清らかで美しい色なのでしょう。」雪は喜んで、スノードロップに近づいた。
スノードロップも雪に近づいて、色を分けてあげたのだった。
その時から、雪は真っ白な色になったという。
冬のさなか、雪が地面を埋め尽くすときに、花たちは枯れてしまう。
しかし、スノードロップだけは、雪に優しく抱かれて美しく咲き続けるという。
お気に入りのコーヒーカップ (イギリス、ロイヤルアルバート社flowers ofthe month series)
1月の絵柄は、スノードロップ