日本で、今一番女性に愛されている花は、クリスマスローズなんだそうです。

バラ好きには、「あら、バラよりも?」と、ちょっと意外ですよね。

バラ好きさんは、たいていR・C・Cが、好きなんだろうとは思いますが・・・・・・。

つまり、バラとクレマチスとクリスマスローズ。

バラの季節の共演者として。また、バラが咲くまでを繋ぐ花として。



特にクレマチスは、   


春咲きから冬咲きまで年間通して、バラとバラの季節を繋ぐ役割にも競演者にもなってくれる。





冬から春の凍るような寒さの中で、凜と咲くクリスマスローズは

「冬の貴婦人」
と、言われるにふさわしい。

日光の凍てついた庭でも、次々に花芽をあげて元気いっぱいのクリスマスローズです。




レッド系の蕾が顔を覗かせて




午前中に、こんな状態の株数を庭で数えてみたら35株。鉢植えが8鉢。

多分ね、日陰で融けきれない雪の下にも、眠っている株があるはずだから・・・・。

これだけの数が、一カ所に固まるように咲けば見事でしょう。

あちこちに4,5株ずつ点在するので、咲き誇る季節になっても、それほどの迫力は無いのです。

ただ、ガーデンを作り始めて、4回目の冬、それぞれの株が充実してきました。

それぞれに花芽がたくさん付きました。 だから、とても楽しみで・・・・・・・o(^▽^)o



    




これだけの株数があっても、ニゲルとこの2株以外はまだ固い花芽の状態です。

植えた場所が良いのか、この2株だけは、春咲きの筈にもかかわらず、

温室のコンクリートの基礎を背にした日溜まりで、毎年、早い時期から咲き出します。

足元にはこぼれ種から実生で生えた、小さな赤ちゃん達もいっぱい。






私が、クリスマスローズという花を知ったのは、29年前の1984年、冬。

'83秋に結婚して、初めての冬休みに、二人で買い物に出かけたついでにぶらりと入った映画館。

特に見たいと思っていたわけでもなく、開演時間が丁度良かったので見た・・・・それだけの映画でした。

しかも、おまけのように併映されていた・・・・・・・・・タイトルは、「クリスマスローズ」だと、

ずっと思っていたし、ストーリーも曖昧にしか覚えていない。

だけど、父子愛と、亡き母が愛していたという設定のクリスマスローズだけは、記憶に鮮明・・・・・・。

ググっても、映画「クリスマスローズ」の存在なし。そのはずです。そんな映画はありませんでした。

「ウィンターローズ」が正しかったの。(あらすじに興味がある方は検索してください。)

雪の降る母親の墓前で父と長男が・・・・、そしてクリスマスローズが咲いていた。

そんな光景が映し出されていたような気がするのですが・・・・これも曖昧です。

ただただ、クリスマスローズという花を初めて知り、興味をもったきっかけでした。





以来、園芸店でクリスマスローズを探し続けたのですが、日本に入ってきた歴史が古いわりには、

当時は人気のない地味な花だったせいで、店頭でお目にかかることはありませんでした。

やっと、手に入れたのは、それから10年近く経ってからです。

今のように、まだまだ品種改良は進んでいなくて、種類も少なかった。

白にワインレッドのスポットが入った物でした。嬉しかったなぁ、あのとき

・・・・・普及していないために、詳しい栽培法が分からず、結局、2,3年後に枯らしましたが・・・・。





あれから約20年、クリスマスローズ熱はますますフィーバーするばかりです。



                            庭のごく一部ですが・・・・・・貴婦人達の登場です
     



     








    




  

   

   




それから、お気に入りのクリスマスローズ・グッズを2つほど・・・・・。



                            クリスマスローズの花より先に、手に入れたペンダント。

      




クリスマス・プレゼントにおねだりしたのだったかな・・・・・・多分。



  


ハートのクリスタルガラスに留まった金銀細工の精巧な花に一目惚れ。大切な逸品です。







こちらは、クリスマスローズが描かれたコーヒーカップ&ソーサー。


  受け皿です。




   




 


イギリス、ロイヤル・アルバート社の Flowers of the month series の12月のものです。

月ごとに美しい花が描かれたお気に入りのシリーズのコレクションですが、

このカップが、とりわけ大好き  次いで1月のスノードロップが良いですね。




気付いてみれば、随分長くなりました。

クリスマスローズにまつわるお話と、「えっ、そうだったの。ショック!」と思ったお話も

書くつもりでいましたが、続きは、また次回にしましょうね。


最後まで読んでくださってありがとうございました。