あれは確か、4、5年前の2月だったと思います。

いつものビューティサロンで、華麗に変身(?)してもらっている最中に、

4,5人の観光客らしき中高年の人々が、どやどやとお店に入ってきたのです。

そして、「外のポスターを見ました。見せてくださいね。」と・・・・・・・。

お店の中に飾られた、七段飾りのお雛様が、お目当てでした。




http://www.kaishagokko.com/nikko/ohinasama/

実行委員会のhpより、ポスター画像をお借りしました。




今年も実施の「日光鉢石宿おひなさま」は、8年前に地元の主婦四名の方々が発起して、

ささやかに始まった町内のイベントでした。

四名の内のお一人は、私のステンド仲間でもあるのですが、彼女から聞いた話によると

茨城県真壁町で、街中に飾られたお雛様を見て感動。

自分の街でも町おこしに繋がるイベントが出来ると、仲良しの皆さんに提案したのだそうです。

「鉢石宿(はついしじゅく)」、現在の鉢石町は、日光街道終点の宿場として栄え、

江戸時代には日光の社寺に参詣する人々が宿を取り、賑わいました。



主婦達のささやかな夢から始まった「鉢石宿(はついしじゅく)」でのイベントに

協賛する店舗や民家が年々増え、今年は日光街道沿いを中心に他の地域まで、

約150軒以上が参加しているそうです。

ショーウィンドーや民家の軒先で、時代も形も異なる様々なお雛様が、

皆さんのお越しをお待ちしています。

押し入れ奥深くに眠っていたお雛様達も日の目を見ることが出来、喜んでいることでしょうね。

イベント参加のマップも用意されているそうですし、軒先のポスターや提灯が目印です。







さて、今年も街中に貼られたポスターに気付いて、私もお雛様をコテージの出窓に飾りました。
(イベントには参加していませんが・・・・・・・)









       





半世紀以上昔の宮付きの私の五段飾りは、実家の物置で眠ったまま。

女の子がいないため、ずっと遠ざかっていたひな祭りですが、

息子達に手がかからなくなった頃、無性に自分のためにコンパクトなひな人形が欲しくなり・・・・・

十数年前に、職場の生協を通じて購入。

仲間にからかわれましたね・・・・・・・。

「あらあら、おめでたなの?今度は念願の女の子?」ってね。

40代に突入したおばさんに言う事じゃないでしょうにね。