優雅なアンティークタッチのバラ 「コンテッサ」
6月下旬に第一花が咲きました。
コンテッサとは、イタリア語で「伯爵夫人」という意味だそうです。
芯にアプリコットを置き、アプリコットクリームのフリルたっぷりの花弁が重なり合います。
花弁が開くにつれて、色は次第にクリーム色へと。
深い緑色の照り葉に、クラシカルな大輪が咲く様は、豪華そのものです。
伯爵夫人のドレスを思わせますよね。
2006年 ドイツのタンタウ社が作出した、強香・強健な四季咲きのバラ。
四年前に、私のガーデンにやってきて以来、お気に入りの一つです。
このコンテッサが、この秋、今までとは異なる表情を見せ、新しい魅力に取り付かれました。
何と、赤いピコティーが入ったのです。
秋のバラは春に比べると、同じ花でも色が濃く鮮やかになります。
春より、芯のアプリコットも、花びらのアプリコットクリームも、濃いですが、
こんなにはっきり赤が入ったことは、ありませんでした。
フリルのウェーブも強く、クォーター咲きに開いた花びら同士は複雑に絡み合っているかのよう。
雨に濡れ、しっとりきらきらのシャイニング・フェイスに見とれました。
まもなく終わる頃に近づいても、
伯爵夫人然とした端正な佇まいは崩れることなく、
色褪せしながらもピコティーは、最後まで留まりました。
急に寒さが強くなりました。昼間でもファンヒーターを点けている日があります。
遅れていた紅葉は一気に山を下り、コテージの近くまでやってきました。
日光市街地の紅葉は、どうやら例年通りになりそうです。