SLの旅・・・・・・・4歳の幼稚園の夏休み、青森市の父の実家へ。
その時、蒸気機関車に乗った記憶がある。
トンネルに入る度に、大人達が窓を閉めていた光景が、目に焼き付いている。
「どうして・・・?」と問うと、
「煙のすすが入ってきて顔が真っ黒になってしまうんだよ。」と、父が答えてくれた。
50年以上前の旅行、何時間いや、何十時間かかって青森へ辿り着いたのだろう?
福島駅で買ってくれた桃が美味しかった。退屈でむずかった記憶も残っている。
昨日は、栃木県を横断し、烏山から茂木の棚田や彼岸花そしてSLを見るドライブを楽しんできました。
最初に立ち寄ったのは、烏山の「竜門の滝」
幅20mの大きな滝です。中段の棚に大きな穴が(大釜)開いていて、
そこから、主の大蛇があらわれたという伝説が残っているそうです。
ドドドーッと音を立てて落ちる水の飛沫に陽が当たり、虹を作っていました。
県東には棚田がたくさん残り、保存されています。
三カ所ほど回ってみましたが、稲刈りが済んだ田んぼの周りには、
コスモスや彼岸花、野菊など可憐な花がのどかな光景を描いていました。
烏山から茂木へ。2:30に間に合うかなぁ?
2:30までに茂木道の駅にたどり着きたい。 前の車はのろのろ。焦るなぁ・・・・・・・。
真岡鉄道茂木駅をSLが発車する時刻です。
日曜、祝日に限って真岡・茂木間を一往復のみの運行。
遠くに灰色の煙が垂直に上がるのが見えました。蒸気機関車が吐く煙に違いない!
ああ、ダメかもしれない・・・・・・その時でした。
線路沿いの道路に出たのです。
汽笛の音はまだ遠い。間に合う!急いで車を幅の広い路肩へ駐車。車外に出る。
来たよ、来た、来た! シャッターチャンスを狙う。もう撮り鉄気分
あっという間に、過ぎてゆきました。
でも撮れた!
周りには、シャッターチャンスを狙っていたギャラリーがたくさん。
機関士さんの大サービスで、目前で蒸気と汽笛を大振る舞いしてくれたけど・・・・。
狙ったはずが・・・・・汽笛は写らず・・・・(アタリマエダロ)・・・・・蒸気もショボショボ。
でも、満足!だって去年よりずっとマシに写ってるもの!
来年は、もっと上手に撮れるよね。
茂木道の駅では、遅めの昼ご飯。
秋の茂木御膳、1,380円なり。
松茸と栗のわっぱ飯、天ぷら4種盛り、すいとん入りのけんちん汁、サラダ、
茄子の田楽、香の物、そしてフルーツ(なしと葡萄)。 美味しかったぁ!
デザートにさらに ゆずぜりーまで。
茂木の特産はゆずとえごまです。だから、道の駅にはゆずやえごまの加工品販売がとても多い。
ここに寄る度に必ず、大好きな を。
ソフトドリンク「ゆずの香」と「ゆずサイダー」、天然ゆずの香りと爽やかな甘さが癖になりますよ。
そして、おみやげには、 を買いました。
ゆず・えごま・さくら大福とゆず饅頭。これも毎回買います。やみつきです。
さて、最後に実は大本命、茂木城趾の城山公園へと向かいました。
彼岸花の名所です。山城の急斜面に彼岸花の群生地があるのです。
夕方近くになり光量不足、かつピークをやや過ぎていたため、一昨年や昨年より寂しい光景ですが、
それでもこの群生の様子です。急な勾配も分かりまよね。
この急斜面を下から見上げると、