中くらいの秋、見~つけた!



 



朝、目覚めると青空が広がっていました。高く真っ蒼な空。雲一つなし。

今朝の気温は、10.5℃。

二階北側の窓から裏隣の庭を見下ろすと、

アメリカハナミズキとナツツバキが、一足早く色づき始めたのが目に飛び込み、

もう、中くらいの秋を実感。




写真の木々の後方に川が見えるのが分かるでしょうか。

二日前の記事「川原散歩」をした川、「大谷川」といいます。

なんて読むか分かりますか?「おおたにがわ」ではありません。

燦然と輝くような名前です・・・・・・。

「だいやがわ」というのです。中禅寺湖から華厳の滝を落下し流れ来し川。

澄んだ水、白いしぶきを上げる流れ、渦巻く速い流れ、深みの吸い込まれそうな蒼・・・・・・・。

いつも私にとっては、これが本当の川だと思っています。

奢った物言いかもしれません。

でも小さいときから見てきた流れだから・・・・・・・。川はこうあるべきだと・・・・・・・・。




今朝の澄み切った空に浮かぶ我が故郷の山々を撮りたいという思いが、

突如沸き上がり、カメラを手に外へ。

歩いて2分の目的地は、大谷川に架かる「霧降大橋」の上。



 



どうです。日光連山です。

左から男体山・大間名子山・小間名子山・女峰山・赤薙山。

そして大谷川の清流。

右下の階段状のものは川魚の為の道、「魚道」。

昔は、台風のたびに暴れ、流れが変わる川でした。

現在は護岸工事が施され、安全が保証された反面、風情がなくなった・・・・・・。



・・・・ ・・・ ・ ・・ ・・ ・・ ・・・ ・・・



昨夜、食後のコーヒーを飲みながら、夫との会話は巡り巡って

「比べる対象がなければ己の本当のレベルはわからない。」という話題になりました。

幸せ・不幸せも 能力の高低も 貧富も 環境の善し悪しも ・・・・・・・・、

何と比べるかで、満足したり満足できなかったり・・・・・・・・・。

そんな話題から最近のブログ記事の話へと繋がっていきました。



今週は、庭を出て、滝、川原、野原、松林など住居周辺の自然環境を題材にしました。

生まれ育った街、すべてが常に目にしているもの。特別なものは何もない。

身近で当たり前の存在。そう、これが「当たり前」と思っている。それなのに、多くの方から、

「素晴らしいところに住んでいるのですね。」

というコメントをいただきました。



自然豊かな環境に恵まれた町に住んでいること、

しかも、「世界の日光」と称される世界遺産の町に住んでいることは、承知しています。

今まで、あちらこちらへと旅行する度に、自然や建造物について、「日光の方が・・・・・・。」と、

当たり前と思っていたのに、当たり前ではなかった日光の良さを認識することも、多々ありました。

でも、野の花が周辺に咲いていることは、私には当たり前すぎて

うらやましいと思われるような特別なものとは、思ったこともなかった。



そうではなかったのですね。



コメントを寄せてくださった方々の町には日光と比べれば、もっと恵まれた何かがあることでしょう。

日光に、他の町と比べれば自然や歴史的遺産に恵まれている面があるように・・・・。

勿論、日光以上に自然に恵まれ、野山にもっとたくさんの草花が咲くところもあるでしょう。



置かれた環境の一つ一つの恵みを謙虚に受け止め、

感謝する気持ちを忘れてはいけないことを知った一週間でした。





さて、中くらいの秋をガーデンのもみじの樹上に発見。


 




アケビです。皮に割れ目が入り、「食べ頃よ」と誘われました。

このアケビは皮がムラサキ色にならない種類です。




もう一つ、中くらいの秋を作りました。


   



ハロウィーンの寄せ植えです。



後方右から時計反対回りで、

リッピア(スイートメキシカンハーブ)、
セロシア・ケロスレッド、
コプロマス・プルンネア、
ルブス・カリシノイデス・クラシック、
トウガラシ。



 




くねくねとした茎で針のような葉がユニークなコプロマスの中に、カボチャのオーナメントを。

秋の深まりと共に、リッピアは紫色にルブスはオレンジに色づいていきます。