(昨日は久し振りにやってしまいました。
ブログを書き終わり、公開しようとしたら「お探しのあなtのページがありません」のメッセージ。
全て一からの書き直しです。アアア・・・・・・・フ~。)





一昨日は、朝から強く激しい雨が降り続きましたが、

雨上がりの宵の頃、澄んだ空に映える半月の姿が白々と美しく、

思わず見とれてしまいました。



 


夜開く花、オオマツヨイグサも、こんな月夜の晩には、
金色の顔を空に向け、

一心に心の内をお月さんに打ち明けているのかもしれません。





9月30日、中秋の名月ですね。

ススキの穂の出具合が気になり、自宅裏の川原に下りてみました。






良い感じ! 十五夜の晩には野菊、紫苑、大待宵草、紫式部と一緒に花瓶に生けて

月見団子や秋の実りと一緒に季節を楽しもう。

夕飯は、秋刀魚の塩焼きとけんちん汁に煮物、・・・・・うん、そうしよう。





ススキの花、見たこと有りますか?イネ科の植物ですから、イネの花の咲き方に似ています。





この写真には、開花前の花穂と、開花中の花穂が写ってます。さあ、どれが花?



ほら、これが、       花です。



やがて結実し、あのふわふわの穂になり、川原一面を野原一面を銀色で埋め尽くすのです。

ちなみに、ススキの名の由来は、すくすく立つ木(草)だそうです。






夏の間、オオマツヨイグサは月を待つかのように夜開き、朝になると閉じてしまう花。

(気温が下がり秋になると、朝も昼もまだ閉じずに開いたままです。)

そんな夏の咲き方から、この花を「月見草」と勘違いする人は多いようですね。

私も子供の頃、母から「ツキミソウ」と教わった記憶が有ります。

本当の月見草は、白く儚げな花。夜開き、朝閉じる頃はほんのりピンク。

金剛力のイメージからはほど遠く、すっくと立つような花では有りません。






「金剛力草(こんごう りきそう)」とでも言ひたいくらゐ 
けなげにすっくと立ってゐたあの月見草はよかった 
富士には 月見草がよく似合ふ」



太宰治の「富嶽百景」の一節です。

高2の現国でN先生が、「太宰はオオマツヨイグサをツキミソウと勘違いしていたんだよ。」

と、仰ったことが印象深く残っています。何故って、その時まで私も母の教えを信じていたから・・・・・。








                            他にも黄色い花が咲いていました。
    


野に咲くキク科のなかまの黄色い花のなんて種類の多いこと。

コウゾリナ、ノゲシ、ジシバリ、ニガナ、ノボロギク、タビラコ、ハキダメギク、ヤクシソウ・・・・・・。

多分左側は、コウゾリナ。でも右側は、あげた名前のどれにも当てはまらないような・・・・・?

さて、何でしょう? どなたか分かりますか?

この類の花は、見向きもしないつまらぬ花として野に居ることが多いのに、

カメラ目線になると、なんとこうも可愛らしく写るから不思議です。







フジウツギも咲いていました。スゴイ繁殖力!

年々殖えて、川原の至る所で見られます。川原を覆い尽くさんばかりの増殖ぶり!


    


この花が、ブッドレアの名で園芸雑誌の庭を飾り、園芸店の店頭に並んでいるのを見たときは

少なからずショックでした。

「確かに綺麗だけど、雑草でしょ。どこにでもあるのに。」

庭に蝶を呼ぶ花として人気のようですね。




こちらはイタドリ。別名スカンポ。


 


戦時中、食料のない時に春の新芽を競って採り、食したと母から聞きました。

中空の茎を折り取る時に、ポコンと音がして、食べると酸っぱいので

「すかんぽ」と言う別名がついたそうですね。






アカツメグサもまだ咲いていました。


 


四つ葉のクローバーを見つけては、押し葉にして栞を作り、

密かに憧れる人への願いを込めた中学生の頃。懐かしく遠い昔です。

もっと小さい頃は、花の冠編んで頭に載せ、お姫様のティアラのつもりでした・・・・・。

あの白いクローバーはシロツメグサ。

このアカツメグサは、レッドクローバーともいいます。

江戸時代にオランダの商船が、ギヤマンなどの破損防止に緩衝材として

アカツメグサの枯れ草を詰め込んで来たそうです。

それが外に逃げ出し、根付いて、すっかりお馴染みの植物になったのですね。





おやおや、川原にキノコですか? ビックリです。 短い丈の草の影に・・・・・ほら。


 


    

キノコを食べるのは好きだけど、それ以外は興味がない。名前が分からなくてゴメンナサイ。



おや、ここにも真っ黒でまあるいキノコ!   



よく見ると、・・・・・・・・・・・・・・ああ、アレです。

ほら、若き吉永小百合が歌ったという、奈良は春日野の・・・・・・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%81%AE%E6%98%A5%E6%97%A5%E9%87%8E


そうそう、鹿の○○でした。

川原に鹿の住処があるらしいと聞いていたけど、やっぱりね。
 





おっ、野菊が綺麗に咲いている。撮っておこう。


 


シャッター切ると同時に、ハ~クッション!




あっ、やっぱり  
   ヨモギに悪さされました。



花粉です。花粉症です。慌てて退散です。





慌てて逃げ帰るその途中、

 


山肌から突き出すように伸びた枝に、

赤い実がびっしりついているのが目に飛び込みました。

ガマズミでした。