み~つけた! 庭で、こんなやつ・・・・・・


 


何だと思う? 色が黒かったら、しば~じゅワ~ルドの住人に似てるでしょ。

カアカアとうるさく話し始めそうですね。



        なんだか分かりました?



そう、カンナの実です。        



花が落ちたあと、子房が膨らんで出来た実なのです。

去年は全部花殻摘みをしてしまい、気づかなかったけど、なにやら面白そう。

この後どうなっていくのか、見守ろうと思います。

本当に黒くなって、カアカアとうるさくわめき出したりして・・・・・・・・・。

あら~、くしゃみが外から聞こえた~。聞き耳立ててたかな?







さてさて、一昨日 Welcome-Bancho 君が首をひねっていた"tiger and horse"

お約束のトラウマの話です。

何が私のトラウマかって・・・・・・・・そう、せかさずに・・・・・・・・・。







I'm afraid of soaking  my face in water. So I can't swim at all.




トラウマの源になった場所は、      



この道を奥へ奥へと進んだ所にあります。もっとも昔々はこんなに整備されていませんでした。

今も昔も、日光の観光スポットの一つです。

 



辿り着く途中の大きな岩の上には、   



おそらく、ある観光客の思いつきから始まったのでしょう、小石がこんなに積み上げられていました。

一番高いところに、アキアカネがちょこんと止まって、絵になっていました。



一体、どこなの?

はい、下の地図を拡大して・・・・・・現在地 とあるところです。








ここに、日光三滝(名瀑)の一つがあるのです。

第一が皆さんご存じの「華厳の滝」、

この滝は、日本三滝(華厳の滝、袋田の滝、那智の滝)に数えられる、名瀑ですよね。

第二が、霧降の滝 そして第三がこの滝。ウラミの滝と申します。




私は、この滝に、まさしく恨みを持ってます。

この滝こそが、私の水恐怖症のトラウマの源なんです。

正確には、このトラウマの源はもう一つあるのですが、順々に・・・・・・。




正式名称は、「ウラミの滝」でも「恨みの滝」でもありません。

「裏見の滝」 と申します。




   




滝の全景は、



写真では上部が切れてしまいましたが、滝口はこんな風



 


暫時は瀧に籠るや夏の初 (しばらくは たきにこもるや げのはじめ)

[解釈]   轟く水音のみを聞いて滝裏にしばらくこもれば、雑念が払われまるで、
       夏行(僧が一定期間外出しないで一室にこもって修行すること<広辞苑>)
                            の初めのような境地となるのである。
 





芭蕉も訪れたというこの滝は落差19m、幅2m。華厳の滝の落差97mに比べればかなり小さいです。

今夏は雨量が少なかったためか、落水の迫力は今一だったかなぁ。

8月26日(日)の撮影です。

滝口の写真を見ると、水の浸食で岩盤が随分えぐられているのが分かりますね。

長い年月の浸食作用で、滝口が後退してしまいました。

昔は、滝の裏側が岩棚のようになっていて、通り抜けられる登山道にもなっていたそうです。





この写真の左側に   道祖神があるのが分かりますか?



そこが、通り抜けられた道、そして裏側から滝を見られる場所でもあったのです。

まさしく「裏見の滝」だったのです。

トラウマとなったあの日も、

数人の人が、そして私の従兄も裏側から滝を見ていた光景が目に焼き付いています。






小学校4年生の夏休み、8月始めのことでした。

毎年夏休みの恒例で、裏見の滝近くに住む母方の親戚に泊まっていました。

当時中学生だった従兄や従姉達が、暑いから涼しいところに行って遊ぼうと言い出しました。

細い登山道を上り下りして辿り着いたところは、裏見の滝の滝壺周辺。

涼を求めてたくさんの人が来ていました。

足を水につける人、水を掛け合う人、岩場を渡り歩く人、お弁当を開く人も・・・・それぞれ思いのままに。




 


現在の滝壺の様子です。現在は、滝壺に下りる事はできません。

観瀑台整備の工事があった為なのか、記憶に残る昔の様子と随分変わったような気がします。

今夏の小雨のせいで、水量も本当に少ない。

昔は、左右の二つの大きな岩の間を滝壺の水が流れ出し、

大きな流れとなっていましたが、現在は、この両岩の外側を流れ、川となっています。




周りの大人の真似をして、10歳の私は、この左側の岩の上に上ってみたのです。

滝のしぶきが顔に当たり、ひんやりいい気持ちなどと思っていたのもつかの間、

岩肌に生えた水苔のぬるぬるに足を滑らせ、ドボンッ!


幸い、同じ岩の上にいたどこかのお兄さんがすぐに手差し伸べてくれので、

大事には至らなかったのですが・・・・・。あのときの恐怖感が・・・・・そう、トラウマになったのです。

履いていたていたサンダルは流されました。




これが第二のトラウマ。第一はその前年に源がありました。



海なし県の生まれで育ち。川はあっても近くの川は急流で遊泳禁止。

小学校にプールはあっても、梅雨明けが夏休みに入る頃となると、

寒冷地の日光では水温上がらず、体育の時間に水泳が出来る年は、ほとんどありませんでした。

学校のプールは、あたかも夏休みの水遊び用に解放されるために存在しているかのようでした。

中学校にはプールはありませんでした。

昔の日光っ子は、水に親しむことなどほとんどなく、育ったのです。



3年生の夏、町内の子供会で茨城県の阿字ヶ浦へ。海デビューでした。

初めて見る海、波が怖かった。

友達のお母さんに無理矢理乗せられたゴムボート。必死でしがみついていたのに・・・・・・・。

大きな波を被って、投げ出され、もがいてもがいて・・・・・。上を見上げれば天井に空がない!




2年続きの水難で、水恐怖症人間が完成したのです。

だから、掴まれるものがなく、、おへそより上に水が来るところでは今でも体が硬直します。

プールが必須の高校の3年間、プールを拒否し続けました。

女の子は、水に入れない理由を作れるからまだ、いいですよね。

いつも不順で通していました(笑)。









こちらの滝は、恨みの滝のすぐ隣で落水する荒沢相生滝です。

 


日光48滝とか日光72滝と言われるほど、日光には滝がたくさんあります。