昨日は、一日中ゲリラ雨のような激しい雨が降ったり止んだり。

最高気温も23.5℃とかなり涼しい。





なのに、今日がねらい目と、「日光霧降高原チロリン村」http://www.chirorin.com/へ行ってきました。

目的はかき氷! 只のかき氷じゃないよ~! 天然氷のかき氷だ~い!

メディアに取り上げられ、すっかりメジャーになりました。

「日光への夏旅=天然かき氷を食べる」と、旅の目的のトップに掲げるという人も昨今多いそうです。



先週の日曜日、8月末だし夏休みも終わるから・・・・・・と今年も行ってみたところ、

まず駐車場に入るための車が、手前数百mのところから並んでいました。

食べ終えたのでしょう。二人組のおばさんが、並ぶ車の横を歩きながら、

ふたりごとだか、アナウンスだか分からないような大きな声で、

「ここからだと3時間はかかるわよねえ。」 「ええ、本当にそうよ。3時間かかるわねえ。」



ありがとうね、ご親切様。今日は止めにするわ。と心の中でつぶやいてUターンしましたよ。




雨が降ってりゃ客も少ない筈、しかも、閉店近い時刻だよ!涼しいなんて言ってられない!

「今日がチャンス」の目論見は、大当たり。ちょうど雨も上がったところでナイス!並ばずにOK!

ところが、店を手伝う知り合いに訊いたところ、

「今日は、空いてましたよ。30分待てば食べられたから。」って。ヒャ~ア!



こちらが、かき氷のメニュー。




ちょっとお高く感じられるかも・・・・・・・・。

でも、食べる価値ありますよ~!


    


左は、私が頼んだイチゴミルク(毎回コレに決まり!)。右は、○○が頼んだゆず。

人工着色料、人工甘味料一切なし。天然果実・果汁100%のシロップです。

見て見て、この繊細な白糸のように削られた氷♪♪


    



食べ進むと。



    


プリザーブドジャムのようなイチゴがたくさん現れる! オイシイヨ! 

フラッペなど食べると必ずこめかみがキーンと痛くなるけど、天然氷ではそういうことはありません。

自然の力で時間を掛けて凍らせた天然氷は透明で固くて溶けにくい。氷自体が甘くて柔らかい味。

口の中であくまでも繊細に、スーッと溶けていくのです。




現在の氷は、ほとんど全てが製氷業者によって、製氷機で作られています。

昔ながらの製法を守り、冬期に天然氷を切り出し氷室で夏まで保管しているのは、

今は全国にたった5軒だそうです。

そのうちの3軒がなんと日光にあるのです。あとの2軒は、埼玉県秩父と長野県軽井沢に各1軒。

(暑さ15cmの氷が張り、それを夏まで氷室で保管できるほど日光の冬は寒いってこと~。)

保管は冷蔵庫ではないのです!切り出した氷を杉のおがくずで囲い、

氷室にたくさん重ねて保管するのです。詳しい製法は、こちらをご覧下さい。

http://www.keihokusuper.co.jp/the-keihoku/111_koori.html



日光に3軒ある天然氷屋さんのうち、このチロリン村の「四代目徳治郎」さんが、一番の贔屓です。

というのは、現在の日光市は5市町村が合併して誕生した新しい日光市。

元々からの日光に住んでいる私は、元々の日光の氷屋さんご贔屓なるのは必至です。

小さい頃から、馴染んできました。

冷蔵庫が一般家庭になかった昭和30年代の幼少期

我が家では夏になると円筒型の「ジャー」と言われるものが、納戸から出されました。

今で言うクーラーボックスのようなもの。

街を売り歩く氷屋さんから、まだおがくずがついたままの氷を買い、

洗って砕いて、このジャーの中で保管したのです。

暑い日は、この氷をかじるのが何よりのごちそうだったなあ。

また、氷池と呼ばれていた製氷池でも友達と遊んだことがありましたよ。

氷池のすぐ近くに住んでいたmy husband にとっては、

夏は葉っぱを浮かべ、冬は氷の上に乗り、・・・・・と、格好の遊び場だったみたい。



他の2店は、「松月氷室」と「三ツ星氷室」です。こちらは両店とも、今市駅の近いところにあります。

三ツ星さんへは行ったことがないのですが、松月さんも2時間待ちが普通です。

お値段は400円前後とお得ですがシロップは天然系とそうでないものとがあります。



最後に、平安の貴族達も夏の最高の贅沢として天然氷を食べ、涼を取っていたそうですよ。

http://koori.umai7.com/300/ を見てね。