ホリホックが咲きましたよ~、ジンジャーブレッドさ~ん。
白に淡いピンクがほんのりと。恥じらう少女の頬のような色。
3年前の秋、埼玉県川越のあるお庭から分けていただいた種を蒔き、やっと咲きました。
いつも戸惑ってしまう言葉がある。なんて答えようかと一瞬迷う。
でも、答える言葉はいつも同じ。
「いいえ、遊びですから。」と・・・・・・・。
戸惑う言葉、それは、「大変でしょ。お庭の世話。これだけ咲かせるのは。」
もちろん、仰る方は庭を褒めてくださっていると承知している。
でも、庭で思う存分遊んでいる結果がこうなっているだけなんですよ。
「大変だ。」と思ったら、続くわけがないのです。
思う存分遊ばせて貰っている。庭と花々と向き合い、対話させて貰っている。
♪♪~ そのことに感じる幸福感 ~♪♪
大変だなんて思うわけないのです!! ただただ、思う存分遊ばせて貰っているだけのことですから。
チコリの花。ブルースカイの空から降る光がそのまま花びらに止まったようですね。
2m以上にも伸びたチコリは一日花。4月にアップしたときは、こんなバラのような形でした。
この時は、チコリだとは思ってませんでした。今まで育てたチコリの葉は緑だったから・・・。
もう一つ、戸惑う言葉がある。
「この空間で、喫茶店をやったらいんじゃない。」「予約制のレストランもいいわよね。」
はい、ケーキ作りもお料理も得意です(と、自分では思っている)。
皆さんがお世辞でも、「おいしい。」と喜んでくださるのも嬉しいです。
でも、営利目的になったら、遊べなくなってしまうでしょ!
庭いじりの途中で、爪の間が土で真っ黒なまま接客できません!
ケーキ作りもお料理もやっぱり私には遊びの続きです!
小さなサプライズを仕掛けてゲストをお迎えするのは、遊び心だから楽しいの。
サプライズに気づき、「わあ、素敵!」なんて言ってもらえたら、それで心は十分に満たされる。
だから、お願い、言わないでくださいな。 私が戸惑う言葉を。
そうそう、ガーデニングで「大変だ。」と思うことが一つだけあるのを思い出した。
それは、春と秋の温室からの植物の出し入れ。
これだけは楽しくない。遊びではない。肉体労働!!
出すのも入れるのもきれいに片付くまで1週間以上もかかるし・・・・。
なんと言っても腰痛のおまけ付き。 だけど、必然必須のこの作業なんですよ~。
友達に言わせれば、「温室があっていいわね。植物枯らさずにすむでしょう。」
その通りなんだけど、・・・・・・・・でもね・・・・・・。
そういえば、今、デッキであふれるほど咲いている花のほとんどは、温室で冬越しした子達です。
まっ、きれいに咲いてくれれば、嫌な作業も忘れて目尻が下がりっぱなしですが・・・・・。
二日間続いた雨で、バラは傷みがひどい。デッキの花を少しずつ紹介しようかなあ。
まずは、
この花、覚えてます? 3月末に紹介した温室で咲く花。
ミッキーマウス・ツリー(オクナ・セルラタ)です。
5月末には、緑色の萼が次第に赤く色づき、緑色の実がつきました。
6月下旬、実が黒くなってきました。
赤と黒のコンビネーションと形から、ほら、ミッキーマウスを彷彿とさせますよね。
特に、実が二つだけ残ったものは、そっくりでしょう。
こちらは、
ニオイバンマツリ(ブルンフェルシア)。濃いラヴェンダー色から次第に薄紫へ、そして白に変わります。
ジャスミンに似た香りも素敵です。
こちらも、ジンジャーブレッドさんの庭では4月に咲いてましたよね?
次回も、デッキの花の登場です。多分。