2月20日に
新宿K’Sシネマにて
【短篇集 さりゆくもの】を鑑賞
こちらも予告を見て気になった映画だったので
舞台挨拶ある日に訪れた
全部で5本の短篇からなるこの映画
1本目は
〖いつか忘れさられる〗
この作品はサイレント映画で、サイレントだけど台詞あったんじゃないかと思える作品でした!
監督・出演・脚本……ほたる
銀座吟八
祷キララ
山下洋子
サトウリュースケ
戸奈あゆみ
石原果林
沢田夏子
(敬称略)
田舎の一軒家。
表札には渡辺家5人の名前。
朝の食卓に一家の母と父、高校生の娘、そして祖母。1人足りないのは音楽活動のために地元を出ているこの家の長男。
その日、通学途中の娘は、母親が車で走り去るのを見る。
母親が向かった先は地元から少し離れたターミナル駅のホーム。
そこで…
2本目は
〖八十八ヶ所巡礼〗
この作品は、山田芳美さんと出会いのドキュメンタリー
2011年夏
東日本大震災の後、東京から避難し、愛媛の実家に帰った。
小野は、小さい頃から見てきた故郷の風景でもある四国八十八箇所巡礼を撮影した。
その時、出会ったのは北海道からやってきた、山田芳美(64歳)さん
山田さんは亡くなった奥さんや自身の人生を反芻しながら歩き遍路をしていた
監督・撮影・編集…小野さやか
出演は、山田芳美さん
私個人も四国八十八箇所巡礼は、興味があって
いつかやってみたい事でもある
水曜どうでしょうをみて、四国八十八箇所は身近には感じていましたが、実際歩きだけだとかなり大変
交通機関を使いながらお遍路する方も多いみたい
今回舞台挨拶には、山田芳美さんの息子さんがいらっしゃって、父が元気にスクリーンの中で見られることに喜びを感じているとおっしゃってましたね!
3本目は
〖ノブ江の痣〗
監督・脚本・編集……山内大輔
ほたる
可児正光
森羅万象
杉浦檸檬
小林麻祐子
(敬称略)
顔の半分に生まれつき醜い痣があるノブ江は、そのせいで内向的な性格となり不遇な人生を送っていた。
夫の三沢は日常的に彼女に暴力を振るい、耐えかねたノブ江はある日衝動的に家出する。
行き場なく街をさまよっていた彼女を救ったのは、片足に障害を持つ寡黙な青年だった。
彼はノブ江を古びた自分のアパートに連れ帰ると食事を与えた。
二十歳以上も年下の彼が何故自分のような中年女に優しく接してくれるのか、その理由をノブ江は尋ねた。しかし青年は何も言わず、ただ優しく微笑むだけだった。
一方三沢は、探し人のビラを街中に貼り、疾走したノブ江の行方を捜していた……
一見人の良さそうな好青年が、実は猟奇的な殺人鬼だった
このギャップが怖いところとグロさもあり
全体的なトーンの暗さも、より雰囲気を盛り上げている
4本目は
〖泥酔して死ぬる〗
監督・脚本・編集……小口容子
小口容子
佐藤健人
伊牟田耕児
鈴木隆弘
加藤麻矢
佐々木健
(敬称略)
"自主映画界のワインスタイン”を自称する小川は、ある日脳出血で倒れ、二ヶ月の入院を余儀なくされる。
退院後も、セクハラ相手に『若い女と結婚する』と言われるわ、無言電話がかかってくるわで絶好調とは言い難い。
ふと気になり、7年前に急死した7歳年下の友人の病名を調べたら、〖脳出血〗とあった
このまま酒を飲み続けると死ぬのではという強迫観念に襲われ、断酒を試みるが、死んだ友人の共通の友人すら酒を勧めてくる日々。
断酒がうまくいかないことで、神の罰が下るのではないかと妄想する小川に、ある日本当にバチが当たる…
ストーリーから映像、オチに至るまで斬新
自主制作っぽさが存分に味わえる作品じゃないかと!
映画通の人の見解を聞いてみたいものです
個人的には、学生映画っぽい感じがしたのだけれど…😑💭
5本目は
〖もっとも小さい光〗
監督…サトウトシキ
櫻井拓也
ほたる
影山祐子
古川一博
並木愛枝
(敬称略)
母子家庭で育った光太郎は、彼女の杏子と同棲はしているものの結婚は考えておらず、警備員の仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っている。
そんな光太郎の元へ母・沙希が突然やってきた。
光太郎は昔から沙希が苦手だ。
やってきた理由を話さないまま居座り、いらないと言っているのにおにぎりを作って持たせようとする沙希に、嫌悪感ばかりを募らせていく
光太郎は、遂には沙希と衝突をしてしまう。
そして、光太郎は沙希が再婚して実家を売り払おうとしていることを知る。
その許しをもらいに沙希はやって来たのだった。
しかし光太郎は、そんな沙希を許すことが出来ないまま、沙希との別れの日を迎えてしまう
主役の光太郎役の櫻井さんは、享年31歳という若さでこの世を去ってしまった
そんな彼の演技を見れてよかったと思っている
母との確執
決して嫌いではないけど、何か苦手で
その微妙な感じやイライラしちゃうところなど
よく表現されてるなぁ
おむすびの件も好きでしたね🍙
5本とも全然タイプの違う作品なので
面白かったですね