昨年ラストの舞台
舞台納めの公演

ラゾーナ川崎プラザソルにて
【はらはらり】
〖牡丹チーム〗を観劇!
もう一つは〖撫子チーム〗
12月17日~23日
プレビュー公演を含めると12公演
時間的に可能な19日~21日の3公演のみ観劇
平日の14時や15時は難しい😢
プラザソルは何度も行ったことあるので
周りにどんなお店あるのかも把握済み
買い物するのも駅周辺で済んじゃうから有り難い
今回は
一般席・馴染み席・花魁道中席
最初は、3パターンの席で観ようと思ってたけど
特典をみて、花魁道中席に(一番お高い)
通常の倍ぐらいの8500円
帝国劇場とかシアターコクーンとかデカい劇場の一般席並のお値段だけど
このご時世なので、少しでもプラスになればとの思いも込めて購入
名前の通り花魁道中やるのかなぁ
花道作っちゃうのかな?
なんて事もなく普通の席でした(笑)
一応ブロックから選択できて
中央、左側、中央後方で観劇
中央後方は、一般席とほぼ変わらない

企画・原案 菅沼萌恵
脚本・演出 今井夢子
〖牡丹〗
一蓮………菅沼萌恵
紫………久保亜沙香
ユウ………堀元宗一朗
ミイ………大塚由祈子
清花………水野奈月
佳の江……山崎愛実
高尾………長田咲紀
黄蝶………盛山小春
花香………大内慶子
定右衛門……古賀司照
お慶………藤森裕美
吉三郎……佐野功
吉乃………碧さやか
八兵衛……米澤淳也
忠光………上野山航
(オンナ)
服部友貴穂
永井理沙
清水こまき
絵里
渡辺香織
萩原雪乃
月代彩佳
神馬彩
(二胡・唄)
中川えりか
(敬称略)
(あらすじ)
時は江戸
愛する人を失った悲しみから心を閉ざして生きていた遊女・一蓮は、武士の吉三郎と出会う中で、笑って愛して生きる、そんな生き方をもう一度選びたいと葛藤する
時は現代
金がない、職がない、希望がない、一体どうやって生きればいいのか、わからない
恋人とも不安を分かち合えず、ひとり苦しむミイ
彼女の前に現れたのは、不可思議な『オンナ』
すべての女たちの魂は『オンナ』となり、時代を超え、一蓮とミイ、ふたりの間を行き来する
未来へと、縁の糸を託すために……
遊郭という郭
現代社会という郭に閉じ込められた人々が、もがき傷つけあいながらも逞しく、自分の生き方を選ぶ覚悟を見つけていく物語
グッズもオリジナル商品も多くて
選ぶのも楽しい
公演パンフレットや1点物のチェキ、コラボチェキ
エコバッグや手拭い
台本も初稿と上演と2種類あり
サントラやDVDも発売
キャストのブロマイドやポストカードのクオリティめっちゃ高い
全部は無理だったけど
花魁全員のチェキはコンプリート
もちろんなっちゃんのは、多めに買う(笑)
千秋楽行ってれば、残ったものは全て買うんだけど千秋楽は無理だったから…
後日ネット販売にて、残りも買えたので
ファンとしての役目は果たせたかな??
残ったら寂しいもんね
昨年も無事に皆勤でしました ´ω` )/
初めてみてからもうすぐ丸8年
8月から9年目に突入
8年皆勤してれば、LINEライブの方は
ぼちぼちでも……
夜は眠いのさぁ(笑)
さて、初回みて
こういう物語になるんだと改めて思う!
二胡奏者であり、唄の中川えりかさん



オープニングでその圧倒的な歌唱力・声量
思わず鳥肌が立ち、この後の物語が楽しみになるようなオープニング
一気に『はらはらり』の世界観に劇場内を染めていくパフォーマンス
そして〖オンナ〗と呼ばれるダンサーたち
色んな場面や感情をダンスや身体で表現
時にはポールを使って表現する
物語の華を添える役目ではあるかもしれないけど、なくてはならない存在

より物語を豊かにしており、
優美さ、動きのしなやかさ、観ていてすごいなぁと感嘆するばかり
吉原遊郭豊島屋を舞台に、女たちの表の顔裏の顔を見せてくれる
様々な事情で遊郭で働く遊女たち
そのバックボーンをスピンオフ作品で観ていたので、より花魁や他の登場人物にも親近感が湧いていて、より楽しめたと思う
花魁たちの着物姿のお綺麗なこと

高尾花魁は、一番手花魁
お店の顔ですね。堂々たる立ち振る舞い
強さとプライドの高さ
長田さん演じる高尾は初めて観たので、その迫力、高尾だなと感じた
後日行われた【とわはらり】という
振り返り企画のリモート配信にて
高尾対談というのも面白くて、めっちゃおしゃべりな女性なんだと初めて知りました(笑)
そのギャップもまたいいよね
佳の江を演じたのは山崎愛実さん
以前の企画ではリコーダーを吹いていました
佳の江は方言で話してるので、とっても安心感がある
八兵衛とのやりとりは、お互い好きな物同士だけど、禁断の恋
隠れて愛を育むも、二人の出した答えは悲しいものに
あの世では、二人仲睦まじく暮らしていることでしょう
黄蝶は、元々一蓮の妹花魁
今でもずっと一蓮が好き
野性味溢れる黄蝶。盛山小春さんが可愛くもある意味まっすぐな黄蝶を演じておられた
花香は、まだ豊島屋に来たばかり
自分では納得いっていない身売り
演じられたのは、大内慶子さん
右へ左へと最初は大暴れしちゃう花香
定右衛門とのやり取りも笑っちゃう場面
お慶さんと定右衛門
二人は昔恋仲だったようで、この二人のやり取りも好きでした!
定右衛門演じるコウガシノブさんの台詞回しや間のとり方が好き
豊島屋にとっては、馴染みさんですが
粋なお方ですね
吉三郎と吉乃
スピンオフでな、佐野功さんと福田晴香さんのコンビで観ました。
吉乃の兄を想う強さ
目が見えないということで兄を頼ってはいるが、その理由は兄とずっと一緒にいたいという想いが強くて、元々盲目ではなかったので
スピンオフ作品で、目が見えなくなるまでの経緯が描かれてましたね!
紫
かつての一番手花魁
忠光から身請けを申し込まれるほど
愛されていた
梅毒により、その想いを遂げられなかった
演じてたのは、久保亜沙香さん
可愛いお顔立ちされてて、華がある

数少ないシングルキャストの一人
この紫の存在が、花魁たちに与えた影響は大きいと思う
一蓮
企画・原案である菅沼萌恵さんが演じた一蓮
情深き女性なんだと感じた
最後火付けの罪を背負い、火あぶりとなりながらも吉三郎の無事に安堵し、清花も許し
愛を信じた最期だった
萌恵さんの演技力はもちろんですが、存在感、バイタイリティ溢れる行動力
すごいなぁと感心しております
座組の皆さんやスタッフ、関わる方全てに
愛を与えてくれる存在なんだろうなと思っています
ユウとミイ
現代パートのお2人
貧しい生活ながらも仲良く暮らすユウとミイ
脚も悪く、仕事もうまくいかない
そんな劣等感からなのか、彼女とすれ違ってしまうことも
この現代パートがあるからこそ、過去の吉原との対比がよい
オンナたちとミイと一蓮の場面は、壮大なストーリーを感じる
ここは、観たもの個人個人で受けた印象で
答えを導き出すのが面白いんだろう
そして
清花
なっちゃん演じる清花は、郭生まれの郭育ち
妾の子として生まれ、豊島屋四番手花魁
プライドも高く嫉妬深い一面もある
身請けをねだるぐらい外の世界に憧れもあり
強欲な部分もある
吉原大門をくぐって外の世界に出たことがない
愛を求めた結果、その方向性が違ったものになってしまったのかも
清花は親の愛というものを知らないので
自分が妊娠しても、我が子を愛すことが出来るのかという不安がある
逆に、この負の連鎖を断ち切るべきではないのか?
自問自答を繰り返し、答えを出せないまま
女将にバレたら、堕胎しかない
子供を産むという選択肢は、遊女にはないんだろう
この物語で初めて知ったけど、堕胎するのに
ホオズキの実を使って堕胎する方法があると
!
他にも様々な方法を用いて堕胎していたようですね
幸せになりたい欲求の為には、人を陥れても
まず自分
ある意味人間らしいのかもしれない
高尾が梅毒だとバラしたり、一蓮と吉三郎の足抜けを画策したりと
計算高い一面もある
高尾との関係性
一蓮との関係性
それぞれとの関係が、清花という花魁の性格にも多大な影響を与えているんでしょう
今回長きに渡り、清花花魁と付き合ってきたなっちゃん
本人曰く、色気は……

なんて言いますけど
めっちゃ綺麗で色気もマシマシで

花魁ならではの言葉遣いや所作も見所の一つ
この物語において、清花はキーポイントの役
メインで進行していない時の表情もチェック!
困り眉多めな気がしましたが(笑)
『知らねえよ!!!』語気を強く発する台詞も印象深く残ってます
着物姿も艶やかで、この姿で2shot撮りたかったなぁ
毎回舞台をやる毎に、なんかしらのレベルアップし、成長してくれるのよね
観てて楽しくなる(*^ω^*)
実際に吉原に行って思いを馳せたり
役作りもしっかりした結果
素晴らしい舞台となったと思います
千秋楽を見届けられなかったのは、心残りでしたけど。
いい年の瀬を過ごせました




