7月19日公開
レイトショーにて
【アンダーユアベッド】
初日+2日目とテアトル新宿にて行われたトークショーに参加してきた。
プレ公演では、チケット外れてしまったので
観たいという欲が、募ってました❗
しかーし、発売してすぐに座席券完売😢
クレカ持ってないので、テアトル系の舞台挨拶は、いつも劇場まで行って買うのが常
翌日仕事終わりで立ち見券を購入
整理番号1番をGET❗❗❗
(テアトルさん、違う決済方法もお願いしますww)
初日は、上映前の登壇なので
あまり詳しい内容には触れらず
でも、話を聞くだけで期待感しかない

登壇者は
高良健吾
西川可奈子
安倍賢一
三河悠冴
三宅亮輔
安里麻里監督
(敬称略)
今回の作品は、R18作品
過激な暴力シーンもあるからでしょう
公開にあたり、様々なハードルがあり
その度色んな方々に支えられ公開に至ったということを監督が仰ってました
高良健吾さんのお話も、ものすごく興味深い
役に対しての接し方も、年齢に応じて変化している
個人的なイメージは、映画人のイメージがある
もちろん、テレビドラマにも出演されますが
映画のスクリーンでの活躍の印象が強い役者さん

撮休の時のお話も面白かった!
ハワイアンズに皆さんで行かれて、高良さんはゆっくりするのかな?と思いきや
水着を買って遊んでる
オフでも、全力で楽しむ方なんだなと可奈子さんは、仰ってましたね

トークの中で、高良さん演じるストーカー役の三井を賞賛する声があり
『ストーカー役が似合うってどういうことなのかな?』と会場の笑いを誘う場面も
30分ぐらいのトークショーですが、あっという間に終了
『ハイテンションムービープロジェクト』
今作は第2弾
「リミッターを外せ!」を合言葉に、KADOKAWAとハピネットの共同制作により
あえてタブーとされる題材をテーマに、クリエイターたちの感性と才能を思うままに爆発させた"ジャンル映画”の中でも特にエッジの立った作品を共同で開発、発信していくプロジェクト
舞台挨拶も終わり
いよいよスタート

ベッドの軋む音
それを見つめ手を伸ばす三井
冒頭から惹き付けられる
雨の日の無人のエレベーター
誰かの香水の香りが残っている
この香りは11年前に、たった1度だけ名前を呼んでくれた佐々木千尋のことを思い出す…
親からも学校のクラスメイトからも誰からも
名前すら覚えてもらえた事の無い三井
大学時代に「三井くん」と呼んでくれ
そして、彼女が好きだというマンデリンの珈琲を一緒にのみ、飼育しているグッピーを分けてあげる話を1度だけした。
『もう一度名前を呼ばれたい』
人生で唯一幸せだったあの感覚に、もう一度触れたいと思い
彼女を探し出すことに……
現在の彼女の自宅を探し出し、近くにいられるように引っ越し
観賞魚店をオープンさせた!
しかし、目の前に現れた千尋は、かつてのキラキラとした眩い面影はなく、今にも消え入りそうな虚ろな表情の姿に……
千尋がお店に来店しても、当然三井のことなど覚えていない
グッピーを飼育する機会を得て、彼女の自宅にいき、鍵を盗み合鍵を作る
定期的に彼女の自宅に行き、寝室に盗聴器
窓際にて盗撮する日々
しかし、そこで見たのは夫からの激しいDVを受ける千尋の姿であった…
三井の行動は、ストーカーだし
不法侵入、盗撮、盗聴……明らかに犯罪行為だが
ある種貫いた純粋な愛のカタチなのかもしれない
名前呼んでくれて、1度だけ珈琲を飲んでくれた!たったこれだけのことで、ここまで固執する執念……ではない
三井にとっては、これだけじゃない
それが全てなんだろう!!
異様な空間であることは間違いない
ベッドの下に潜み、その上では
好きな女性がSEXをしている
それを見つめる三井の遠くを見るような虚ろな暗い目が印象的でした。
高良さん演じる三井も興味深いけど
西川可奈子さん演じる【千尋】
目を覆いたくなるようなDVシーン
体当たりの演技という簡単な言葉では表せないほどの千尋という役
学生時代の輝いているキラキラして笑顔で
仕草や表情もやわらかく可愛い
学校でも人気者だったと思う
そして時が過ぎ
三井が千尋を見つけた時のギャップがすごい
舞台挨拶では、薄幸女優と評されてましたが(笑)
顔に生気もなく、もちろん笑顔もなく
変わり果てた姿に……
このギャップには驚いた人も多いんじゃないでしょうか!
ベッドに腰掛け千尋を呼ぶ健太郎
安倍賢一さん演じる健太郎の怖いこと
そして憎らしいことヽ(`Д´)ノ
裸体で現れる千尋
全身痣だらけで、目を背けたくなる
健太郎は、千尋を殴り引き倒し暴力からの性行為へと
監督曰く、このシーンはとても大事なシーンであると舞台挨拶で話されてました
個人的にも、強く印象に残ってるシーン
学生時代に三井を呼ぶ千尋の声が
普通に画面から聞こえてくるはずなのだが
まるで、耳元で囁かれてるような甘美な声で
エロスを感じる
三井が、マネキンに
かつての千尋が着ていた服を着せ
カツラを被せ、香水をまき、千尋を想像するシーンでは、
マネキンから可奈子さんにかわる
その時の表情が、別人のように感じた
この時の演出や心情などを聞いてみたいものです
カーテン裏にスタンガンを持ち
千尋を救うべく隠れているシーンでは
心の中で『早くいけよー!三井!何してんだよ』
イライラがつのる
三井は、結局行動に移すことは出来なかった…
学生時代に、グッピーを飼いたいという千尋に自分のグッピーをあげる約束をし
彼女の家へいく
これを機に彼女との距離も縮まる
と思いきや、彼氏に勘違いされ暴力をふるわれる千尋
それを助けようと男を感電させ窮地を脱する
その後、2人は結ばれる……
再会したのは、自分の営む熱帯魚屋
グッピーを飼ったことがないという彼女
かつて、グッピーを分けてあげたはずなのに??
後にこれも、三井の妄想だったと!!
映画みてて、『えっ😲』って思っちゃいました
そういうことなのか!
あの日、グッピーを持って彼女の家に向かっていたが、家に入ることも会うこともなかった
ラストシーンでは、千尋が三井の存在を思い出し
自首した三井に名前を呼ぶシーン
その三井の表情が、何ともいえない表情で
観た人でないとわからないかもしれない
石の裏の虫にも日が当たる瞬間だったのか
あの幸せの瞬間が再び訪れたのか
色んな感情が、そこに集約してるように思う
映画を見終わると、決してハッピーエンドではないので幸福感はない
でも、嫌な気分でもない
何とも形容しがたい気持ち
三井が名前呼ばれて、よかった。彼の心は報われたのかもしれない
階段を上がると、満面の笑みの可奈子さんが出迎えてくれた。
この映画にかけた役者やスタッフの熱量が伝わる映画であるし、賛否両論ある映画だとも思う
大いに語るのもいいでしょう。
その映画に興味がある証拠ですからね!
間違いなく、今年のマイベストに入る映画であることは確定
UYBの輪が広がっていきますように🌟🙏