19日公開初日
『愛がなんだ』を初日に行ってきた❗❗
翌日の舞台挨拶は、完売してたので
なら初日だぁ❗ってことで仕事終わりの夕方からの回へ
出演は、岸井ゆきのさん
「まんぷく」で知った女優さんで
今回も魅力的な主人公を作り上げてましたね
山田テルコ……岸井ゆきの
田中マモル……成田凌
葉子……深川麻衣
ナカハラ……若葉竜也
すみれ……江口のりこ
今泉力哉監督
原作……角田光代
(敬称略)
平凡なOLテルコの『究極の片思い』
全力疾走の一方通行の恋
永遠に埋まることのない男女の距離感
様々な片思いにもがく男女の登場人物の視点から深く描いている
【あらすじ】
ある結婚式の二次会で
パーティーに馴染めないもの同士として出会った
田中マモルと山田テルコ
最初は、マモルの”綺麗な手"に惹かれただけのテルコは、気付いたら恋に落ちていた
それからのテルコの日常は、マモちゃんのためだけに存在することに
究極の片思いの結末とは……
テルちゃんマモちゃん
2人の距離感がすごく良くて、リアルでもあり
ダメ男に惹かれてしまうところ
自分を二の次にしてもマモちゃんの為にって
実際にもいるでしょうね!
岸井ゆきのさんの演技がいい

熱っぽくなりすぎず、でも平坦とならない感じ
2人だけの蜜月なシーンも可愛らしくて愛おしくもある距離感
お風呂場でのシーンやデートシーン
追いケチャップのシーンは、女子はキュンキュンものでしょう
テルコが、すみれをディスるシーンも重要な場面
小学生時代の自分との対話
ラブラブな時から、突然マモちゃんが怒って
テルコが取り残さるシーン
日頃の積み重ね(洗濯物が畳んであったり、鍋を勝手に買ってきたりなどなど)が一気に爆発
この後、マモちゃんからの連絡がなくなってしまう
切ないシーンでもある
付き合ってはない、身体の関係もある
いわゆる都合のいい女なんでしょうね
成田凌さん演じるマモちゃんも、カッコよくなりすぎないように衣装などスタッフが苦労したみたい
普通に男前ですからね(笑)
色んなものになりたいマモちゃん
野球選手やら象の飼育員だったり
夢見がちな男なんで、現実にはうだつが上がらない感じ
すみれに片思い
そんかすみれには、見向きもされないという
それその関係性も面白さの1つですね
ポスターにもなっているテルちゃんをおんぶしているシーンがカットになっているのは驚いた
すみれ役の江口のりこさんの存在感
タバコを吸ってる感じややさぐれ感がまたいい
テルちゃんにとっては、恋のライバルなんだけど、なぜか自分を気に入ってくれてる
このバランスが面白い
葉子役の深川麻衣さん
まんぷくコンビですが、それ以前に撮影していたとのこと
アイドル時代を知らなくて、女優としての認識しかありませんでした
ナカハラを都合よくつかう高飛車な女
ナカハラと葉子のシーンも切なくていいのよね~
どんな扱いでも、葉子を一途に思うナカハラ
もう、追いかけるのを止めるとテルちゃんに話すシーンや葉子との再会シーン
この映画には、色んなタイプの登場人物がいる
誰に感情移入するか?
それにより見方も、かわってくる
テルちゃんのマモちゃんの友人と付き合おうとすることで、傍にずっといれるという執着心はすごい
ラストで
『どうしてだろう、私はいまだに田中マモルではない…』
この台詞は、重要ですね
もう、彼自身になりたいって

テアトル新宿恒例のドリンク
初日、今現在もたくさんのお客さんで
連日大盛況のようだ
女性は、この映画をどう捉えるのかも気になるところですね
