1月21日 月曜日
OFF OFFシアターにて
『女生徒~さよなら、モラトリアム~』を観劇してきた❗❗
1日だけの僅か2公演
ゲネが、15時30分
そして夜公演が、19時からと。
前の週までに仕事を頑張っておいて
この日は、通常よりも早上がり(≧∇≦)
自分が責任者だけに、ある程度は融通がきくのが幸い
原案は、太宰治の短編作品『女生徒』
脚本 烏丸棗
演出 武藤淳(TBSテレビ)
エグゼクティブプロデューサー 大久保竜(TBSスパークル)
企画・制作 TBSスパークル
応援してる女優の水野奈月さんが出演のため
観劇❗❗
昔から、教科書に出てきそうな作家の作品は
あまり読んだことがない
タイトルは、知っていても内容までは定かでは……純文学には触れてこなかった
こちらのお芝居は、女生徒4人と先生の5人芝居
藤間あやか
星秀美
井本みくに
西野凪沙
水野奈月
公演後に原作の太宰治の女生徒を読んでみたが
、原作は1人の女生徒の目線で書かれている
かなり、昔の作品ではあるけど
内容は、現代にも通じるものがあり
10代の心の葛藤や悩みなどが表現されている
造形物や生活習慣などは、昔の作品ですので
その当時の描写です。
私は、昭和生まれですが自分が子供の頃より
もっと昔のことなので、逆に新鮮に感じた❗❗
太宰治の独特な言葉の使い方も面白く、他の作品でもこのような表現なのだろうか?
ちょっと読んでみたくもなりましたね

今作の主演は、相原リナ役の藤間あやかさん
初めての主演とは思えないぐらい
堂々たる演技
あの長台詞に、全員と絡む役柄なので大変
感情の表現の仕方や叫びだす衝動や怒り
侮蔑の表情での台詞、様々な顔を見せてくれ、素晴らしい演技でした❗❗
その親友役のアヤノを演じた西野凪沙さん
初めての舞台で、この役
とても難しい役どころで、家族のために生活費を稼ぐために援交をしている。
闇を抱えていて、病気にもなってしまう
初演技とは思えないぐらいに、アヤノになってましたね
クラスメイトの読モをやっている
井本みくにさん演じる永江ミツキ
過酷なダイエット…過食になってしまうも吐き出しての繰り返し
クラスメイトからも孤立してしまっているミツキ
彼女もまた孤独であり、心に闇を抱えている
実際に吐き出したりと、体当たりの演技に気迫と想いの強さを感じました
不登校の生徒の三春モエ役を演じた星秀美さん
不思議なキャラクターで、病気で休んでいるが
その心にも闇があり、憎悪の念のようなものも感じる
リエに枚朝届く夢日記は、怖いものがあり
モエの人物像を作る上では欠かせないところだろう
早見シズ役を演じた水野奈月さん
この物語の唯一の大人である
原文では、数行しか登場しないシズ先生
今回は、登場回数こそ少ないけど
女生徒たちを見守る役だったのかと
昔は化粧もし、服にも気をつかっていた綺麗なシズ先生
しかし、今はメイクもしなくて普通の服装
生徒たちの身近な大人であり
大人になりたくない
穢れたものになりたくない
そんな10代の不安定な心
リナとのシーンで、自分の事を話し
『みんなには内緒ね、恥ずかしから…』
と言った先生に抱いたリナの感情は
『気持ち悪い』
そんか侮蔑や軽蔑の念を抱くリナの表情も印象的で
汚い大人の象徴が先生だったのかもと感じました❗❗
今回は、1日のみの公演というのが残念(><)
モラトリアムとは調べてみると
【支払い猶予】という意味らしい
派生した意味で
【大人への猶予期間】
この意味で使ったんでしょうね
劇中の台詞にも、太宰治の女生徒の原文が使われており
現代に置き換えても全然違和感ない
今も昔も、青春の悩みというのは変わらないものなのでしょう
ただ、その形態が変わっただけ
カーテンコールでの、それぞれの言葉も面白いものでした。
感情が昂り涙しそうになる場面も
そんな中でも、なっちゃんは本当生徒を見守る先生?お姉さんのように皆のコメントを温かい目で見つめているのも印象的でした!
終わってみると、あっという間の1日でしたね
終演後、ご挨拶 ´ω` )/
他の生徒たちとも少しだけお話したり
まさかのサプライズ
トイレで並んでる時に知ってる女優さんのお名前が聞こえた
まさかと思って帰り、キョロキョロと探したら
いらっしゃってて、少しだけご挨拶させて頂きました❗❗❗
もちろん、なっちゃんは絶対ですが(笑)
この仕事を期に更なる飛躍を期待⸜(*ˊᗜˋ*)⸝