お腹も満たされ街道歩きへと戻っていく
道が突き当たりで、ここを左折。すると県道に合流する
合流ポイントに
「西木戸」の碑があった。ということで蒲原宿は、ここで終了ということです
次は、由比宿日差しは強くなり、ダウンを着ていると暑い
シャツ一枚になり歩き出す。時折、風が吹くと寒く感じるが春のような気温
寒波は、ここでは影響なかったですね
しばらくは、ひたすら歩きます。
東名高速の下をくぐり道が分かれる
ここを左に行くと「由比宿」へと続く旧東海道の入り口である
程なくして「一里塚跡」の碑が質素に佇んでいる
やがて道が鍵状にジグザグになる場所がある
「由比宿東枡型跡」
道が折れ曲がっているのは、外敵からの攻撃を防ぐためである
昔は、木戸のあった場所で、宿の始まりの場所であった
すぐ近くには、昔の商家の志田家もあり、町並みの景観に一役かっている
しばらく行くと「御七里役所之跡」の石版が壁にあった。
これは、徳川頼宣が駿府より紀州へ国替えになったさい、江戸将軍家の動向を
情報収集するため七里ごとに設けた駅伝方式の連絡所跡である
主役をお七里役、飛脚をお七里衆といい、これには、剣道・弁舌に優れた者が選ばれ
昇り竜、下り竜の模様の伊達半天を着て「七里飛脚」の看板を持ち、腰に刀と十手を差し
御三家の威光を示しながら往来した
きっと目立つパフォーマンスだったでしょうね。半天て残っていないのかな
かっこいいデザインだと思いますが
しばらく行くと、立派な門が見えてくる
「由比本陣公園」がありました
元々の本陣はなく、建て替えられたものですが立派な門構えです
表門の脇には、馬の水のみ場が再現されていました
現在は、浅い造りですが当時は子供が水遊びできるほどの深さがあったといいます
亀が気持ち良さそうに甲羅干ししてました
左手には…
「物見櫓」がありましたが、鍵がかかっているため中は見ることができず
目の前には、芝生広場があり
右手には、「東海道由比宿交流館」があり、由比宿のジオラマがあったり、本陣解説のホログラム的な
映像のものがあったり、お茶の飲める喫茶スペースもあり一休みできる
交流館の脇には、「本陣井戸」
奥には、「東海道広重美術館」がある
今回、楽しみにしていた場所のひとつである
中は、大小の展示場があり、ガイダンスルーム、浮世絵の基礎知識展示コーナーに分かれている
今回の小展示場には、色々な髷が展示してありました
大展示場には、「美人画の魅力」と題した浮世絵が展示されており
色の美しさや構図の面白さなど浮世絵をじっくり鑑賞
その後、基礎知識コーナーでは、広重に関するビデオが流れ、しばしお勉強
何本かビデオを見ましたが、まだ続くようなので先へ行くことに
ガイダンスルームのパソコンでは、こちらに所蔵されている作品が閲覧できるようになっていましたよ
お土産を売っていたので、自分用にポストカードを購入
美術館に行くとポストカードは、よく買いますね(^-^)/
東海道五十三次セットになっているものと2枚気に入ったものを購入
美術館の隣には、明治天皇もご休止された「御幸亭」がある
以前は、美術館とのセット券があったが現在では、別料金になります。
表から少し覗いたが、池やお庭を見ながらお茶を堪能できるようです
由比本陣公園の目の前には、由比正雪の生家の「正雪紺屋」がある
今でも染物屋として営業している
屋内には、土間の埋め込まれた藍瓶などの染物用具があり、昔の紺屋の様子を偲ぶことができる
隣には、脇本陣の温鈍屋・羽根ノ屋
明治の郵便局舎跡などありました。
由比川橋にさしかかる手前に西木戸跡があり、由比宿も終わりになる
時間は、14時30分過ぎ
もう少しで本日のゴールです
続く…