さて、順調に歩いて行きますとT字路にさしかかる
案内板に右に行くと蒲原宿で左にいくと義経に関する碑があります
そこで左折して数分
「源義経経硯水」
こちらは、義経が奥州へ下るさいに、風雨が強く吹上浜に上陸し、吹上館に宿泊。
旅立つにあたり、蒲原神社に祈願文奉納のため硯水の湧水を使用した。
その後、浄瑠璃姫に手紙を書いた。義経の便りを見た姫は、蒲原までたどりつくが
病に倒れ、館主に救われ、館内に住まわせる。その後、幸せの暮らしの中で重い病にかかり没す。
近くに「浄瑠璃姫の碑」があるようでしたが、場所が分からず断念して先へ行くことに
先程の分岐点まで戻り蒲原宿方面へ
歩いてすぐに
「蒲原一里塚」がありました。江戸より38番目の一里塚となるわけです
少し行くと右側に「北条新三郎の墓」の案内板が
細い道を上っていくと、ひっそりとお墓がありお花などが飾られていました
武田軍の攻撃をうけ落城した蒲原城の城主が、北条新三郎でした
旧道に戻ると、左手に木屋という屋号の渡邉家がある。渡邉家の土蔵は、町内最古の土蔵で
四隅の柱が上にいくにつれ狭まる四方具(しほうよろび)という耐震性に優れた技法である。
土蔵には、江戸時代の貴重な資料が保管してありますが、一般公開をされてないのが残念
でも、公開する日もあるようなので、調べて見学するのもいいかもしれませんね
そうこうするうちに蒲原宿の入り口
「東木戸跡」がありました
巨大なパイプが印象的でしたデカさにビックリ
八坂神社手前の元佐野屋という商家でした。壁は、塗壁で町家では多く見られる造りですが、
このような町家を「塗り家造り」という。
土蔵造りより壁の厚みは少ないが、防火効果が大きく、昔から贅沢普請といわれている
なまこ壁の白と黒のコントラストが装飾的で、黒塗りの壁と寄棟の屋根とが調和して重厚感にあふれている
このように、蒲原は古い家屋が多く美しい景観である。旧道は、静かで町を散策する人を見かける
他にも「吉田家」「増田家」「磯部家」などなど
格子戸の美しさもあります。
案内板は、立っていますが現在も居住されているので写真は撮りずらく文章のみといった形になりますが…
少し行くと
「蒲原 夜之雪」の碑があります
歌川広重が描いたもので、東海道五十三次シリーズでも最高傑作といわれている作品
ここ、蒲原は温暖な気候のため雪がこんなに積もることはなく
広重の想像で描いたものではないかといわれている
はたして真相はどうなんでしょうか?これから行く広重美術館に期待して
またまた、寄り道をしていくのでしたぁ