大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。
家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。
「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番」。
初版からはだいぶ時間の経つ作品なので、本を紹介する他のブロガーさんからしたら少し遅れてるかもしれません。
なので、紹介というよりはネタばれに気をつかった読書感想文ということで。
むしろこうゆうレビューをあまり書かないから、そのうち慣れていければいいなと。
辻村深月さんの作品は、ジャンルで言えば青春ミステリーになるのでしょうか。
伏線の貼り方がすごく上手いです。
すぐにそうだとわかるものから、最後にならないとわからないものまで。
そのバランスがすごくいいように思います。
読み終わった後は、「もう一回最初から読まなくては」、そう思わせてくれます。
今回の作品について言えば、一周目は泣けませんでした。
しかし、もう一度読んだら確実に泣きます。
自分の場合、初見では泣く以上に苦しいというのが大きかったからです。
iとθによる殺人ゲームを中心に物語が進むので、人が死んでいきます。
被害者の周囲の悲しみももちろん描かれますが、
この作品で重点が置かれているのは、加害者側の、人を殺すことの悲しみです。
犯人のうちθについては、読者はすぐに誰なのかがわかります。
このθの殺人に対する葛藤がまず苦しい。
θが殺人を犯すのは、その先に彼にとって大きな希望の光があるから。
そして読者にとっても、おそらくθにとってもそうなって欲しくない展開を進みます。
そのために苦しいけど早くこの続きを読み進めたい、泣いてる余裕なんて無いくらいに。
それが一読した感想です。
二周目はきっと泣く余裕もできるだろうし、
伏線の先の真相を知った上でまた泣ける場面も増えるでしょう。
それまでの展開が重過ぎるため、解決編では多少物足りなさを感じました。
しかしエピローグの三者三様の愛の形は、その物足りなさを十分補ういい終わり方です。
子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)/辻村 深月

¥770
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子どもたちは夜と遊ぶ 下 (3) (講談社文庫 つ 28-4)/辻村 深月

¥820
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家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。
「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番」。
初版からはだいぶ時間の経つ作品なので、本を紹介する他のブロガーさんからしたら少し遅れてるかもしれません。
なので、紹介というよりはネタばれに気をつかった読書感想文ということで。
むしろこうゆうレビューをあまり書かないから、そのうち慣れていければいいなと。
辻村深月さんの作品は、ジャンルで言えば青春ミステリーになるのでしょうか。
伏線の貼り方がすごく上手いです。
すぐにそうだとわかるものから、最後にならないとわからないものまで。
そのバランスがすごくいいように思います。
読み終わった後は、「もう一回最初から読まなくては」、そう思わせてくれます。
今回の作品について言えば、一周目は泣けませんでした。
しかし、もう一度読んだら確実に泣きます。
自分の場合、初見では泣く以上に苦しいというのが大きかったからです。
iとθによる殺人ゲームを中心に物語が進むので、人が死んでいきます。
被害者の周囲の悲しみももちろん描かれますが、
この作品で重点が置かれているのは、加害者側の、人を殺すことの悲しみです。
犯人のうちθについては、読者はすぐに誰なのかがわかります。
このθの殺人に対する葛藤がまず苦しい。
θが殺人を犯すのは、その先に彼にとって大きな希望の光があるから。
そして読者にとっても、おそらくθにとってもそうなって欲しくない展開を進みます。
そのために苦しいけど早くこの続きを読み進めたい、泣いてる余裕なんて無いくらいに。
それが一読した感想です。
二周目はきっと泣く余裕もできるだろうし、
伏線の先の真相を知った上でまた泣ける場面も増えるでしょう。
それまでの展開が重過ぎるため、解決編では多少物足りなさを感じました。
しかしエピローグの三者三様の愛の形は、その物足りなさを十分補ういい終わり方です。
子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)/辻村 深月

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