Jの身近に変形性膝関節症、ステージ2の人がいる。
ステージ2ではあるが、かなり症状は重そうに見えるのだ。
女性なのだが、
彼女はある日突然、変形性膝関節症になった。
それまでは普通に歩けていたのに。
雨の日に道を歩いていて、足を滑らせたときに、
膝に鈍い音が走った、と同時に痛みも走った。
それからは通院の日々だ。
ドクターから言われたのは
「変形性膝関節症」。
彼女の膝軟骨はすり減り、骨と骨の距離が近く
なっている。骨と骨がぶつかれば痛みは走るはずであり、
水がたまったり、歩くことに苦痛を感じるのだ。
そのため水を抜いたり、ヒアルロン酸を注入したり、
痛み止めを飲む日々が続いている。
最初は湿布だったのに、痛みはどんどん加速して、
ステージ2であるにも関わらず、とにかく階段が辛い、
歩くのも辛い、靴でさえおしゃれが出来ない、限られた
靴しか履けないと落ち込んでいる。
↑こんな体勢も今は不可能である。
ちょっとした外出でさえ、自転車に乗る、それすらも嫌な時が
あるらしい。
大好きだった旅行すらも「いけないかも」と弱気になってしまっている。
変形性膝関節症に悩む患者さんは全国に全世界にたくさんいるだろう。
加齢や肥満体系など発症してしまう理由は個人差があるが、
加齢ともなると避けようがないではないか。
人工プレートを挿入するという大掛かりな外科的治療もあるが、
10年に1度は入れ替えなければならなかったり、菌が入るとこれまた厄介
だったりと、人工プレートには良し悪しがある。
ヒアルロン酸だって、数か月持つ程度で痛みは完全になくなるわけではない。
そこに現れた救世主治療が「幹細胞治療」なのだ。
②にへ続く
