どうもこんにちは。

横浜に刑務所があることはもう既に皆さんご存知だと思うんですが(前提)、

今回はその刑務所のイベントに参加してきたのでその様子をまとめました。どうぞ。

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最寄り駅は上大岡駅。嘘です。本当は港南中央ですが、今回は上大岡から歩きます。

上大岡から徒歩だと15分、港南中央駅から徒歩だと10分。どう考えるかはあなた次第。

写真は駅前。銀行の看板が3つ並んでいます。

なんか画像が歪んでいるのは見なかったことにしてください。このスマホのカメラなんかめっちゃ映像が歪みます。陽炎なんですかね、知らんけど。

大通りから脇道に入り、しばらくすると「横浜矯正展」のアーチが。

その隣の公園では別のイベントが同時開催されていました(今回は取り上げません)。

刑務所と公園が実質共同開催している…ってことでしょう、おそらく。

「横浜刑務所」と刻まれた看板。イベントだから当たり前のように門を出入りしていますが、この看板はここが刑務所であることを教えてくれます。

おそらく多くの人の目的となっているであろうパスタ。

どうも横浜刑務所は日本国内の刑務所では唯一食品工場を備えているらしく、その設備を用いて麺類を作っているそう。

最近パスタを新商品として売り出したところメディアなどに取り上げられて有名になりました。このイベントではそんなパスタや細うどん、中華麺などを販売。場外まで伸びるほどの大行列ができました(買えるまでに1時間くらいかかりました)。

こんなに買いました。だいたい3kgくらいあったと思います。

肝心の味ですが、他のそれよりもモチモチ感が強くておいしいです。ぜひ。

単独室(いわゆる独房ってやつ)の実寸大模型。

テレビもついているようです。さすがにウォシュレットはありません。

 

うーん、意外と広いんですね。2畳半くらいかと思っていました。

棚の中に入っている段ボール箱。「ビックス ロックスリム」と書いてあるように見えます。

独房ならではのモノが入っているのかと期待しましたが、どうやら建材用ネジのようです。全然関係ないじゃねえか!

刑務所作業製品の売り場。

手のひらサイズのレザーポーチから質のいい木箱、プランターといった小物(の類)が、信じられないほど安価で売られていました。

プランターが千円台で売られていたのは驚きました。やすい。

 

ちなみに別の売り場には革靴もありました。

そしてこのイベントの目玉ともいえるのがこれ。刑務所の施設見学です。

なんとこの高い塀の向こう側、受刑者が過ごす施設棟を見学できるというのです。

整理券の配布場所には大行列ができましたが、なんとか午後の部に参加できました。

もちろん撮影禁止。スマホやタブレットは電源を切り、ビニール袋にしまう。

さすが刑務所。警備はかなり厳しいです。

 

さて、もちろん中の写真はないので言葉で説明します。

まず独房は見れません。まあしょうがないよね。受刑者いるし。

刑務所内の工場や浴場を見て回りました。

工場の中にいろいろな看板があり、それぞれに「私語厳禁」「言いたいことがあるときは手を挙げること(その手の挙げ方も厳しく規定されている)」とか書かれていたり、

窓という窓全てに鉄格子がはめられたりしていました。

 

食事は主食除いて1日3食、460円(だったかな?)で作られているそう。食堂には入れませんでしたが、食堂の前に置かれていた「今日の献立」と書かれた食品サンプルを見ることはできました。見栄えは言わないでおきます。

 

受刑者の給料(給料ではなく、作業報奨金と言うそう)も語られ、一番上の人で十数円(数十円?)ほど。一番下の階級だと7.8円/1時間だそうです。

一日8時間労働、週5日勤務。月収は1200円を上回るくらいっていうことになりますね。少ない。まあ罪を犯したんだから当然か。

 

ちなみに2人の刑務官が前と後ろに付いて案内。それ以外にも施設内の廊下の各所に刑務官が立って監視をしていました。そりゃそうだ。脱獄の手伝いとかされたらたまったもんじゃない。

 

 

犯罪に手を染めずに刑務所の中を見れるというなかなかない機会で、とても興味深く面白かったです。興味がある人は行ってみてはどうでしょうか。行列はすごいけどね。

 

ちなみに会場内には当然トイレがあるんですが、そのトイレがなんと面会者用の待合室でした。

「面会室」その室内がどんなものなのかは用意に想像がつきます。

刑務所について親しみを持てた…というか、「絶対悪いことはしない」みたいなことを思わせてくれました。

 

というわけで、今日の記事はこれでおしまい。

また見に来てください。それでは!